2010年7月

体験レッスンの実例×××

非常に残念な例のひとつに、コンディション不良がありました。

 寝起き、風邪ひき、鼻づまり。

私は、その状態で来てしまった子を責めたりは一切しません。これは通常のレッスンでも言えることで、むしろ軽い風邪症状で喉が痛い、なんていう場合は、無理せずいらっしゃいと言うくらいです(理由は常々述べている通り、意識せずに喉をかばうことが出来るからです)。そういった例と同様に、「寝起きじゃ声は出しづらい」「風邪をひいたら歌う気分にもならない」「鼻が詰まったら歌いにくかろう」なんてことは、通常の生活の中でも気づいて分かるものではあります。が、それを体感して貰えればいいと思うんです。そして、

 

声を出さなきゃならないという日は、一般の方には非日常であるかもしれないけれど、いざそんな機会が巡って来たら、その日の為にどんな注意を払っておくべきなのか、ということはお分かりになるかということ。そして、それを職業にしている人は、常々そういったことに注意を払っているに違いないということ。もし声を使う職業を目指すならば、そういったことなら日々体感することだって出来ることに気づいて欲しいなと思うのです。

 

でまあ、ご本人そんな状況でしたし、良いも悪いも体感できぬまま、去って行かれたものでした。もしも、あの日はなかったことになってしまっていないか、それだけが心配です。


四谷。

四谷。

今日変な夢を見た。

夢の中でメロディー、曲が降って来る夢です。

 

 

 


 普段曲を創る時は閃き等は全く無く、

 うんうんと机上で音を創るあたしにとって、

初めての体験でした。

 

 

結構キャッチー。

 歌詞も覚え易い。

 


       
  ただ演歌で、何故かタイトルが「四谷」、、。

 

 しかも唄い出す前に 「整いました、」って云うんです、何故か。

 

 

 
覚えてる限り、いちお載っけときます。

いつか使えるかもしれないのでね、

 

 


(台詞から) 「整いました。」

 


~四谷~

 

作詞作曲/春奈鈴

 


※四谷~あんたに逢いに行く

 四谷~パチンコ我慢して

 四谷~あんたに逢いに行く

 四谷~ほんとにパチンコ我慢して (ほんと!)

 

※Repeat ×4

 

 

 

 

 

 

             文字にすると、益々下らない唄だなぁ。

 


               ※春奈鈴はギャンブルやりません。

 


それほど音痴がいやならば

ここのところ、時間があったので検索動向を監視していたところ、

音痴

という言葉で検索している方の比率のなんと高いことか。

 

潜在的に、音痴がいやだ、音痴じゃなくなりたい、という方はいらっしゃることが推察されます。

 

音痴は現代社会が生んだ勘違い症候群

と認識する私は、シブイオンガクスタヂオ全体の状況を無視してでも、社会のために立上がろうではないかっっっ

 

ほんものの音痴の方、割引致します。

シブイの割引はハンパじゃないぜ。一割二割と思うなよ〜。

ただし、ほんものの音痴と私が認定出来る方に限ってですが。

だいたい、ほんものの音痴が簡単になおるわけないじゃないか。

時間がかかるんですよ。

 

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体験レッスンの実例○○○

 はあ。失敗例は、書くほど胸が痛みます。じゃあ書かなければいいじゃないかとも思いますが、もしかしたら失敗例の方が双方にとって有益なんではないか、と考えた次第。この順番で、書き連ねて参りますよ。

 

こんな私でも、体験レッスン時に頂いてまだ大事に持っている名刺があります。この方を直接テレビでお見かけしたことはありませんが、長寿の歌芸人さんでした。しかし、残念なことに一年半前に脳出血、左半身不随、シブイ水道橋の階段を杖をついて上がって来られた方。

 

流しをやっていたから、当然ギターも弾けたしどんな歌でも歌えた。しかし、この身体のせいで声が変だ。とおっしゃるのでした。なるほど。それはきっとそういうものなのでしょう。私は、考え方を改め、声の出し方自体を換えること、そのヒントとして、こんな姿勢で出る声は、いかがでしょうか?と推奨したところ。

「分かった。やってみる。俺は何が何でもまた、歌いたいんだ。ありがとう」

と去って行きました(去る前に、片方の靴が履けなかったので、私手を添えさせて頂きましたが)。その眼光の強さに、本気でたじろいだものでした。きっと、彼はもう歌っていることだろうと、信じています。気合いだな、気合い。あんな気合いは、このお仕事の中で見たことがありませんでした。


体験レッスンの実例××

 即効性を求めていらっしゃる方があります。それは、すでに事務所なりプロダクションなりに所属されていて、すでに、芸能的な活動をされている方です。でも、事務所の方に連れられて、なんとなーく来てしまう、という例。

 

そりゃ今すぐにでも、恰好のつく程度にしなければなりません、よね。例えそれがパチンコ屋さんの営業であろうと。「おー、ねーちゃん、今度は歌うたうのかい、そりゃいい。ちょいと近くで聞いてみるか、はっはは、なんだいその声は、なっちゃいねえなっちゃいねえ、人前で歌うなんざ五百年はええ、せめてもーちょっと露出してくれるなら許せるがなあ」なんていうおっさんがいるのかどうかも私は知りませんが、まあ、言いたいことはお分かりいただけますでしょうから、駄文はこれまで。

 

間違いなく、写真の写り栄え重視ですから、そもそも歌など苦手な方も実は多いことでしょう。だからと言って私が妥協を許すとは、今もって思えません(もうこれで結論はお分かりでしょうが続けます)。

 

こら、そのなんだ、無駄な媚びはトレーニングの場には不要だ、もっと君の生の声を出したまえ、そんなおかしな出し方しか出来んのか、ほら、やってごらん、私の真似をするんだ、まずは腕立て伏せの姿勢をしてー、いーっぱい息を吸っておいて、はいまだ吸わない吸わない、もっと使い切って、よーしそうだそうだ。はーい。良い声だ。これよ、この声を活かしてあげないことには、ダメダメ。

 

反省およびその後の方針

  • 即日使える改善方法がある場合、それを教えてあげること。
  • どんなにプライドが高くても、苦手は苦手ながら何とかすべきであるという気にさせること。
  • 事務所の方がどんなにインチキそうに見えても、そうは思わないこと。

またしても最後の項は注記が要ります。実際来られた方は、見た目ほど信用ならない感じの方ではありませんでした。その後都合、四人ほども連れて来られたのですから。(その度私が失敗をしただけのことです。)


体験レッスンの実例○○

 それにしても、失敗例を思い出すのは、さすがの私でも心苦しいものですね。昨日書いてみて驚きました。気を取り直して、綴ります。よかった話〜。

 

気持ちよく挨拶を終え、ご自分が思うご自分の歌の問題点を挙げて頂き、では実際に歌を聴かせて頂いて、今日のわずかな時間でどこまで出来るか分かりませんが、やってみましょう。と言ってすぐ歌って頂きました。私の場合は、こと体験レッスンの時点では決して発声練習その他準備運動などは一切行いません。それに驚かれる方もありますが、「だってあなたはいつもはやってないでしょ?」とお応えします。いつも通り、今まで通り、を私が知りたいから最初に歌っていただくのです。

 

さて。その方の場合は簡単でした(簡単な例を思い出しているからです)。緊張もありましょうが思い切りが悪く、呼吸はしていないに等しく、クチなど最早開けていないも同然でしたから、結果的に、声量もなく、出そうな高さも出し切れていないという好例。ですから、「基本的な発声の仕組みと、全然意識したことのない呼吸の使い方で、どこまで改善されるかやってみましょう」と。

 

呼吸の仕組み、必要な呼吸量、その際に大事な姿勢全般、最後に重心の置き方。と、ここまで歌を使ってやりきってしまいました。「いやー素直でよろすぃ。素直かつマイペースが一番だよ」と思わず言ってしまった私の言葉の通り、期待以上の声が出てしまいました。素直さ謙虚さはとても大切。たったの一時間ですから、皆さんにはいつもの傲慢さをどこかに置いて来て頂きたいものです。

 

勿論、そう仕向けることも、こちらのお仕事なのですが。


体験レッスンの実例×

 それでは、体験レッスンで大失敗してしまった例を挙げてみましょう。

体験レッスンにはいろんな方がいらっしゃいますが、「カラオケで自分は結構上手と言われているし、自分でもそう思っているんだけど、より良く言われてみたいものだが、ボイトレというものがあるらしいので一度行ってみようか」という方。年に一人は出くわすのですが、いわゆるうたに関して自負心が強い一般の方です。

 

なるほど、音は全部とれてるし平均以上に高い声も出ちゃう上、ちょっとしたニュアンスを表現する(真似する)器用さもお持ちで、そりゃもう仲間内では上々の評判であっても然るべし。ただし、我々の尺度からみれば、上体、殊に顎の緊張で声はかためなので、カラオケエコーなしには若干(うそです。正しくは、結構)耳ざわりで押し付けがましく聴こえてしまい、この出方だと当然のことながら低音は出ませんし、多少元気でも、実は喉に負担はかかりっぱなしです。だからして、ボイストレイナーの端くれとして私はその旨伝え、どうあればより良く聴かれ、どう変えていくべきか、を説いた上、基本的な呼吸の使い方から始めたのでした。

 

ところが、そんな出し方は全く想定されていなかったのでしょう。上手く[今まで通りには]音がとれません。焦ってそれを言い訳するかのように気張り、汗をかき、憮然としはじめました。当然私はそんなことは気にもせずどんどん進めてしまったのですね。音が外れるなんて当たり前ですし。上手くないのも当然ですし(これもいけなかったのでしょう)。

 

この日、大変ショックだったのは、「楽しかったです」と言われなかったことでした。それくらい、いつも言われていて、もはや挨拶レベルなのですが。なぜか。そしてどうすべきだったか。その日の私の結論を以下に連ねておきます。

 

反省およびその後の方針

  • 褒められたくて来る方には、まずは大いに褒めよう。
  • その上で、課題とすべきことを論理正しく伝えよう。
  • 自負心を満たしたまま、改善の方策を少しずつ試してみせよう。サービス業なのだ。
  • 流行りの歌を持って来られたら、自分が知らなかったことを正直に言わないでおこう。

(最後の一つは要解説ですね。正直に言ったら鼻で笑われてしまい、こちらが気分を害してしまったという、これこそが実は元凶ではなかったかと思われます。勿論、こちらも立場上自負はありますからね。)


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