呼吸なのですよ

もうね、言うまでもないがために、言われていないのかもしれませんね。呼吸なのですよ。呼吸。 私の想像ですが、いろんな教室で呼吸の練習ってのが軽視された結果だと思うのですよ。つまんないもーん。ね。 一度は習った経験がある、というみなさんの陥っている、願わしくない状態は、ほとんど全員と言っていいほど、呼吸が出来ていないのです。 そして、ここでいう呼吸の方法というもの、いとも簡単に日常に流されるものなのです。 曰く 腹から声が出ない 深い声が出ない 低い声が出ない 声が前に出て行かない こういった、一般の方には決して身近でない言葉たちは、かつてどこかでかじったり、かつて本で読んでみたりしただけでも得られる、発声の思わしい形を表したもの、です。 だから決して、一度も触れたことがないという方から出てくる言葉ではありません。おそらく、一度は試みて、うまくいったりいかなかったりされたのだと思います。 だとするならば、呼吸の練習、というやつがどれほど大切か、腹式呼吸を活かした発声がどれほど身につきにくいか、どれほど忘れやすいものか、ということも一度は知識として得ていると思うのですよ。 どうかここに立ち返ってみてください。 四月に入ってもお申し込みが続いています。ありがたいことです。私がこれほど一般的には不利になるだろう振る舞いをブログ展開してもお申し込みをされる方、だんだんと、本気な人ばかりに絞られて来ているようですが、それ故にか更に、結局はこれなのよ、というお話を返信で書き続けていて、もう私は発狂寸前ですことよ。 みなさん、呼吸に立ち返ってみてください。もちろん、その中には呼吸を安定させるための諸注意事項も含まれます。