うたがうまいってどういうことなんでしょう。

今日、あまりうたわないコース体験レッスンに来られた方との会話。

 
歌はうたいますか?からおけとか。
 
うたいません。昔は行ってたけれど、歌がうまいとかへたとか、そういうことでどうこう言うようなことが多くなってからは一切。
 
私は激しくこの方の言わんとしていることに、同調していました。
 
 
うたがうまいって何?
うまくなりたいって、どういうこと?
 
それについてのご自身の見解を説明できる程度には考えてみた上で、お申し込みをいただきたいなって思うのです。そこにはきっと厄介な心の影が見えて来るかも知れませんし、口にするのもおぞましい何か、が見えて来るかもしれません。
 
それでもいいじゃないですか。はっきりさせようよ。
 
 
私は敢えてこの立場で、声を大にしてつぶやき続けましょう。
 
うたがうまくなりたいって、なによ。
 
 
うたは、他者と共有してその存在価値が倍加現出します。その前提なしには、話は始まらないと思うのです。
 
まして、知らない他人の歌なんか聴いてもしょうがないつまんない、などという台詞が出てくるような人は、一人で生きていけばいい。生きて行けるものならば、な。とまで言えると思っています。
 
 
だから、シブイ音楽祭、のような大掛かりな企画に先立って、シブイ楽芸会と称して、内部イベントを開催します。
明日4月12日12時から四谷教室にて。体験レッスンにいらした方は、お気軽にお立ち寄りください。
 
うたが、そもそもひとりのためのものではないことを、ご覧いただけたらと思います。
そのために何をどうしたいか、そんな動機こそが今改めて、必要なんじゃないかと思っています。
 
うまいとかへたとか、本質から外れたそもそも馬鹿馬鹿しい話です。本気でそう思っています。