10月最初の月曜日、普段はクボフミトの詰めている四谷教室、ライブのため不在という隙を突いて、シブイなまうた祭りを開催しました。
当初の告知から当日になっても、参加希望者およびスタッフにいたるまで、私の意図はほぼ伝わらぬまま迎えることとなりました。
だってこれって、お遊びなんですもの。
みなさん、お遊びがたりない気がして。
お遊びも知らないのに、楽しみも知らないのに、
闇雲に上手くなりたいとおっしゃる人が多くて。
私からすれば、
なんでただただ上手くなりたい、
というご希望がわくのか、出処不明の欲求に見えるのです。
だだただ、
上手く歌えないと嘆き、
上手く歌えないと悩み、
上手く歌えないくて恥ずかしいと訴えて。
このように
書いてみると分かります。上手く歌えないと殺されるのですか?愚かしいことではありませんか。
なまうた祭り、
最初からあった結論を言えば、上手くても下手でも関係なし。曲の長さも高さも速さもてきとー。
ただそこにある道具と、ただそこに集まった人たちでただただ歌う。
とにかく遠慮をしないで、声を出す。
顔ぶれを見て、出来るだけ皆んなの知っている歌を選ぶこと。
誰ともなくリードするようにわがままに歌う。
周りの声を聴いて好き勝手にハモろうとする。
あ、踊りたければどうぞご自由に。みなさん随分踊っていましたね。
そして私は、顔ぶれを見て適切なキーを見極めて伴奏をする。
お互いの存在を感じ合い、それがために生じるのは、他人に合わせる喜びだけでなくストレス、その制約の中、和声的な調和など二の次に、声を出す。
ただ、そんなことをやってみる会でした。
また、楽芸会などステージを使う場所は苦手な人もここなら気安く歌える、という機会を作ってみたかったのでした。
お集まりの皆さん、面白かったでしょうか。これから、尋ねてまわります。再度開催されたら、なかなか面白い時間だったなーということになります。
あーつかれた。
シブイなまうた祭り
16時の部 五人
18時半の部 十人
ご参加、ありがとうございました。
まあ、シブイではイベントにおなじみの皆さんが多く、楽しむことを知っている人ばかりでしたので。
そりゃあ、楽しいですよね。