世界を救うのはあなた

風邪をひくと、だいたい声が健康時と違ってしまいます。これはステージ本番では使いたくないです。また、制作の作業においても集中力が足りなくなります。もちろん、ボイストレーナーとしても迷惑をかけることになります。つまり、仕事にならなくなります。ものすごく不機嫌になります。普段穏やかな私が真の不機嫌を見せると皆さん困ると思います。だから、ひかないように心がけています。

 

 

季節が風邪の流行を教えてくれます。あるいは、風邪の流行が季節を教えてくれます。どちらでもいいです。

 

我々ボイストレーナーもたいてい、自分が歌うためにお仕事をしています。多分、こんなお仕事に就くくらいですから、一般の皆さんよりは風邪をひくと歌声に影響が出ることをよく心得ています。自分なりのケアをします。そしてそれは自分にあったやり方だと思います。

 

自分にあったやり方を見つけるために、時間をかけていると思います。あるいは、自分にあったやり方を試行錯誤していたら、時間が経っていた、とも言えます。どちらでもいいです。

ペンつまんへー.jpg

もちろん、どれほど注意をしていても、風邪をひいてしまうことはあります。年に一度もひかないでいられたら、やっぱり上出来だろうな、と体感的には思います。それはもう、仕方がないと思います。

 

でも、ひかないように注意をする、と、かなり避けられます。これは、我々がわざわざ言うまでもない常識の範囲の話です。

 

こはまだも呪詛のように書いていますが、気持ちは同じです。我々は通勤電車の中で咳き込んでいる人を見ると、即刻帰宅せよ今のあなたは社会の迷惑、という念を送るようにしています。

 

レッスンに来られる皆さんも、シブイさんにおける治外法権みたいな表現の自由と基地外法権じみた言論の自由を慕ってか、完全に風邪をひいた状態でもいらっしゃる場合があります。

 

が、我々の心の中は残念ながらだいたいいつでも同じです。一番かわいいのは常に自分です。気をつけましょう。何を気をつけるか?簡単です。

 

風邪をひかないように気をつけるのです。

 

すごく簡単です。発声おぼえるよりずっと簡単です。もちろん、東京は黴菌だらけの街です。だからマラソンもできないのです。わかっています。だけど、気をつけることまでは、可能なのです。あなたの注意が、ひいては(中略、疲れたので飛躍します)世界を救うのです。

 

※話は変わりますが、忘年会参加の皆さん、参加費及び、別途テーブルチャージプラス最初のお飲み物代は、予め講師にお渡しください。