顔の運動の巻

顔の運動の巻

とても面白い顔に描かれています。大袈裟じゃないかと思われるかも知れませんが、大袈裟ではありません。
運動、となっていますが、正しくは、準備運動ですね。水泳の前にやれと必ず言われる類のことです。ただし、発声に於いては怠ったところで溺れたりしませ んから、命には関わらないといった意味では、さほど重要ではないのですが、やっておくといいですよ、やれるといいですよ、といった意味合いです。

一番必要性を感じる、必要性の分かりやすい季節は、冬です。そうです。日本の冬は乾燥します。顔もぱりぱりです。この状態では、口があかないんですね。 口があかないということは、呼吸に無理が生じます。呼吸に無理が生じると言うことは、そう、発声も滑らかにならないということです。

そして、慣れないうち、はじめのうちは、顔って思いの外、動かないものなのです。