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これであなたも、もう道に迷わない
これであなたも、もう道に迷わない
来年はどの場所におこうかしら
あまり見栄えは変わりませんが。
前項にも述べました通り、随分前に描かれた絵描きのツッキーさんによる素朴な実感を基にこの読み物は書き続けられています。ほとんど懐かしいほどなのです が、始めたら最後まで続けてみる。この姿勢で、この項を書き上げてみようじゃありませんか。多少寄り道でも。いや、もうここでは完全に寄り道してみましょ う。声の話などどこから始めたらいいのやら、というお題です。
ええ、私の左手にはギターだこがございます。皮膚の強さの都合だと思うのですが、本物のギタリストさんでもこんなご立派なものは出来ないのではないかと思います。このお陰で、左手指の方が右手指より長いです。いや、それは別段何の役にも立ちません。
このたこ、役に立つことがあるのです。私の爪は非常に柔らかく剥けやすく、いわゆる年中深爪の状態です。というのも、幼少からものをはっきり言い出す勇気 のない、常々忸怩たる物腰の男子でしたから、いわゆる、手慰み、に、指の爪を使って爪を剥くという癖がございました。恥ずかしながら、36歳の現在に至る までこの癖は続いております。故に、「缶ジュースを爪で開けられない」「CDなどのキャラメル包装を剥がすのが苦手」「蜜柑の皮を剥くためにはぶっつり指 を射さねばならない」「当然煙草の包みを開くのも困難」際たるところでは、「痒いところを爪で掻けない」という状態です。ここで、このギターだこが活躍す るのです。ギターを弾くと、少々直後は左手指先が若干剣をもった凸凹になります。これで背中を掻くのは、かなり快いです。程良く、痛くもなく、そし て、、、。いや、もういいです。こんな話で随分長く書いてしまいました。
実はこの文章は、随分随分前に、ツッキーさんが描いて下さったものを基に、書き足しているのです。半年後、というのは、おそらく2000年頃のことではないかと想像しています。(想像の域を出ません。出ようとしていないだけですが)
やれば出来るのですねぇ。と書いてらっしゃいます。まったくですね。その言葉は随分小さい頃から聞かされて来たものでしたが、大人になってから実感すると きが来るとは思ってもみなかった、という実感が私にもあります。この方の場合は、歌は好きだと思っていたけれど、手がかりとっかかりがないけれど、一歩踏 み出してみようと思い立って行動したところから始まって、面白くもないことでも、活きると思ったあるいは、そう言い聞かされたことを、「やってみる」こと で、得られた実感なのでしょう。
どんなことでも言い得ることです。たかがボイストレーニングです。やってみりゃ出来るってなものですと、まとめてみました。
別にこれが出来るからどうとか、出来ないからどうとか、いう話ではありません。ただ、出来るとしたら、いわゆる巻き舌発音が出来ることでしょう。
歌うだけでなく、喋る、でも言えることなのですが、しばらくすると、舌がかたくなってきます。肩が凝ると同様に舌が凝るわけです。これをならしてあげる と、なんと、舌がまた滑らかに動きそうな軽い感覚になります。擬音で書けばとぅるるるると言う感じでしょうか。ですから、準備運動ですね。
これ は、幼少男子が遊んでみることなのでしょうか。男性の多くは悩まず出来るのですが女性の殆どは、最初は出来ないのですね。理由は、やったことがないから。 或いは、もう忘れてしまったから。です。どういうわけか皆さんこれはムキになってご自分でやってみる傾向が強いです。なので、最初出来なくても、徐々に出 来るようになってしまうケースが殆どです。長い人でも、1年、2年、3年後に出来るようになったケースがあります。人間、出来なくてもやってみること。繰 り返してみること、で出来なくてもいいようなことなのに出来るようになるものです。
しかし、何事にも例外はあります。この絵のツッキーさんです。確かに、非常に癖が強く、皆さんに比して飛び抜けて普段声を出さないからじゃないかと、私は想像しています。想像の域を出られないのが残念です。