ふたたび

板

ここ数日、一年前の壮大な日曜大工について書いていたら、またやりたくなってきた。


ちょうど、飯田橋一階のテーブルでの事務作業が、低すぎて妙に背中に優しくない気がしていたので、なんとかしたい。

実は、水道橋教室で音響機材の詰め込まれていたスチール棚を、飯田橋に持ってきてあり、これが実はカウンター的に使えそうなのに場所がなくて靴箱のようになっていたから、こいつを部屋に持ち込もう。


しかし、飯田橋一階に於けるシブイカフェなる軽いお祭りのためには、あのオサレなテーブルは必ず必要であろうし、それらの併存を許す土地は余っていない。

しかるに、現在水道橋教室を使用中の二人に尋ねてみた。


「飯田橋にあるガラステーブル、水道橋にあったらいいと思わない?」

 二人の回答は言葉にするのが悲しいくらいクールなものであった。

なんでこの私が君らにそんなに悲しくさせられなくてはならないのか。悔しい。

また、シブイ飯田橋には、作りかけの構造物二対があることを思い出す。これに、少々の板切れが必要分あれば、一階の空き場所に靴箱の類が作れる。作れるぞ。作りたい。

やはり誰がなんと言おうと、作るしかない。

夜、水道橋教室で絶妙サイズの板切れを発見。


やもたてもたまらず、雨の中飯田橋に運んでしまった。もう、作るしかない。


ただし作ってしまうと、ガラステーブルは行き場がなくなる。置き場もなくなる。

しかもシブイカフェは今週の木曜日らしい。



ここは焦らず、金曜日の来るのを待ちこっそり墨だけ入れておき、しかるべき時が来たら一気に鋸を引き組み立て、テーブルはこっそり水道橋教室に置いてきてしまおう。


入会申込書だって書きやすくなるんだから、かまうもんか。


異様に長くなったが、写真は水道橋教室にまだ残っていた板切れ。設立時に買ったもの。