自宅で簡単にできるボイストレーニングの方法を紹介します。
という文章が、メールにコピーアンドペーストされて、届きました。
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さて、その内容を書き写します(作業としては勿論、コピーアンドペースト)。
■TVと会話
コメンテーターの発言に突っ込みを入れながらTVを見ることで、声が活性化されます。
この際、姿勢を正し、はっきりとした声で話すことで、より効果が出ます。
■電話で滑舌アップ
これも姿勢を正すことがポイント。表情と目線を定めて、意識してハキハキしゃべることで滑舌は大幅に改善されます。
■新聞をニュースキャスターになったつもりで読む。
日々情報を仕入れるために読む新聞も、「声」のトレーニングに役立ちます。目読するだけでなく、ニュースキャスターになったつもりで朗読すると、スピーチの訓練にもなります。
■モノマネで声帯を鍛える
普段使わない声色や、普段使わない声域で話すことも効果的なトレーニングとなります。
このトレーニングに最適なのが「モノマネ」。
マイケル・ジャクソンの掛け声「フォーーーゥ!」、米良美一さんの「もののけ姫」など、色々な声色を真似て声帯を鍛えましょう。その過程でよりしっくくりくる自分の声域が見つかる可能性もあります。
今回紹介したトレーニング方法のどれもが、日常的に実行可能なものです。
こちらもボイストレイナー。かれこれ十何年。それぞれの意義について自分なりに書いてみたいと思います。
■TVと会話
言われなくてもやってるよ、という方もあれば、やったこともない、という方もありましょう。口数の少ない人は、是非やってみるといいですね。活性化の一助に、有効でしょう。活性化は、重要です。簡単です。朝からあまり喋らなかった日は、なぜか声も出にくいものです。
■電話で滑舌アップ
意図的に自主的に練習したいけれど、そのタイミングがなかなかない、という方には、【じゃあ電話に出る時だけでもいいから、別人になった気持ちで意識的に呼吸をふかく、落ち着いて、丁寧に発声する練習の場所にしてしまえば?】とは、よく言います。大事なのは、意識的に、丁寧に発声するという機会を身体に与えることです。
■新聞をニュースキャスターになったつもりで読む。
言われなくてもやってるよ、という方は案外少ないかも知れませんね。でも、説明書きの通りです。そしてこれも、電話の件と一緒です。大事なのは、意識的に、丁寧に発声するという機会を身体に与えることです。
■モノマネで声帯を鍛える
これ、どういうことかと言えば、自分の発声器官の可能性に自覚的になる。とでもいいましょうか。自分は実際、正しいとか正しくないとかは別として、どんな声が出るのだろうか、という探求になるわけです。なぜそれが重要かと言えば、【いろいろな声音で出してみた中には、無意識的に、とても理想的な発声になっている場合がある可能性があるから】ですね。試行錯誤、これはもう、反復練習並みに重要です。それが正しいとか正しくない、は一度置いておいて、秘められた自分の引出しの面積または体積を知っておくと、その中のどこかに、正しいとされるものがある場合が多いですから、場所のあたりがつけやすくなるわけです。
さて、この文章の真意は、「これくらいのトレーニングのようなものは、日常的に実行可能なんだから、試してみなさい」。なのか、「これだけでは実感が得られないことでしょう、筆者のもとを訪ねてごらんなさい」。なのか、「ボイストレーニングは今や、このように簡単に取り組めるものになりました」。なのか、受け止める側によって様々です。
私にとっては、「さ、毎日やってくださいね、どんな形ででも」と言い続けて来た身ですから、こういった手軽さ>反復が困難でない>繰り返してみようという気になる。という啓蒙となってくれたらいいな、と思うわけです。
そして、大事なことは繰り返しておきましょう。意識的に、丁寧に発声するという機会を身体に与えること。