新年のご挨拶が遅れました

シブイオンガクスタヂオ、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
こういった日記記事を書くことがお仕事の一環になり、もう十年目でございます。
 
そうです。実はシブイオンガクスタヂオ、十回目の初春なのです。
 
気合いの入った年初のご挨拶などぶち上げてもよろすぃ大チャンスなのです。
 
が。
何を思ったか私この正月に久しぶりにおみくじをひきましてね。小吉だったんですよ。まあ、吉ならまあまあいいよね、小さくても吉だもん。なんて読みはじめたところ、商売欲張るな損が出るぞ、などと書いてありまして。
 
一番痛いところをぶち抜かれたわけです。百円も払ったのに。
 
故に謙虚に慎ましく、当たり前のご挨拶に終始致します。
 
商売下手の私が率いますところのシブイオンガクスタヂオ、本年も慌てず騒がず、無駄に盛り上がらず、嘘を言わず馬鹿正直に、時に騙されながらでも絶対、決して損を出さずに参ります。それが結局ななんとなんと、通うみなさんの発声から始まる自己変革、人生の変革、をサポートすることになりましょう。冗談ではありませんよ。
 
なにぶん私自身が、意地汚く商売して他人を睥睨したいようなタイプの人間じゃないことが、年々際立って来ていますので、もう以上のようにしかご挨拶が出来ないのです。
 
 
日記書きが仕事の一環になったと始めに書きました。私の誇るシブイ講師陣との付き合いは、そもそも私の日記を読んだところから始まっているのです。嗚呼なんと愚直でかわいそうな人なんだろうと、集まって来てしまったのです似たもの同士。
 
シブイはかっこをつけません。かっこがつきません。でもそこから、人間の表現力養成が始まります。来たれ似たものっ。
 
 
ただのおとなしいご挨拶のつもりが、もうわけがわからなくなって参りました。話はかわります。
 
 
いろいろな事情でやめていかれた生徒さんたちから、年賀状が何通も届いています。嬉しいことです。しかし、どうして一様に
 
また、お話に伺いたいです
 
と、書いてあるのでしょう。おう、分かった分かったいつでも来たまえ、しかしその時間分金をくれとは決して申しませんが、困ったものです。また、私宛郵便物は水道橋教室ではなく飯田橋教室の方へお願い致します。思ったより嬉しかったので、これからお返事を書いて参ります。
 
 
ただのご挨拶が妙に長くなってしまいました。よくあることですが、お読み頂きありがとうございます。本年私はしばらく、昨日のレッスン中に話題になった、【カラオケ上手と言われるための研究】、について書き記して参ろうと思います。昨年秋に従妹の結婚の為に集まった同年代親戚で行ったカラオケボックスでも、結局ただの一曲も歌わなかった私です。弟も従兄ももはや、何も言わずほんの少しだけ悲しい目をしていました。じょうずに生きていくのはとても難しいです。ごめんね。
 
 
 
最後に、
老婆心ながら音楽産業界を目指す若者よ、年の始めに一度だけ書いておきます。お金を払えば夢が叶うなんて思うことなかれ。ほとんど、君のためには使われないのである。わはははは。