四月八日

なんだよライブ告知かよ

とお思いの方もあるかも知れません。しかもこの記事には一見奇矯な写真も添えるつもりです。

すみません。我々にとってはごくごく普通のことなので、うっかりすると書いてしまうのです。でも今回は、敢えてうっかりします。その理由も書きますので、ご一読ください。

2014年ごろ、発表会の伴奏の手が足りなくなってきまして、私の負担を減らす為に世古武志という人に、「弾き語りコース講師ってことでさ、レッスンは出来るときだけでいいから、イベントで僕の持ち分減らす為にギター弾いてよ」と声をかけました。

というわけで、世古武志担当ギター弾き語りコース、というものが当時出来ました。現在はコースを閉鎖している状態です。もともと彼は別にきちんとお仕事を持っている為、時間の都合もつくわけもなかったのです。現在教室としては、ギター弾き語りなら私も、クボフミトも教えてと言われたら即、喜んで教えています

そんな彼、世古武志のワンマンライブの告知なのです。

何を隠そう、ご覧の通り釈迦の誕生日を祝うライブです。ちょっとわかりにくいかも知れませんが、同様のものを挙げろと言われれば、クリスマスライブです。あ、これで一気に簡単になりましたね。

しかし、一般的な「クリスマスライブ」に匹敵する、「釈迦の誕生日を祝うライブ」をやってる人がどれほどいるかは想像もつきませんから、一般的とは言い難いかもしれません。がまあまあ、種類としてはクリスマスライブです。選ばれた人たちだけのものではありません。その門はひろく開かれています。

彼には釈迦にまつわる膨大な数の作品を集めたCDがあります。「あなたは国宝」「法隆寺」「それでいい」、という三枚の作品です。(各ジャケットに通販の場所をリンクしておきますので、試しにご覧ください。)これらプロデュースをしているのが、何を隠そうシブイオンガクスタヂオ神保町教室のクボフミトです。

クボフミトの実力のほどが知られていない気がして

ここで、この記事の真の目的を述べます。実は、本当のクボフミトの実力を知らない人が多いと目されますので(昨年シブイ講師を去った春奈鈴は、私の説明も足りなかったせいもあり残念ながら最後まで分からなかったようでした)、その一端を窺い知る機会をいささか声を大にしてお知らせしておきたいのです。

無論、前述の3枚のCDを通じて、クボフミトが日本語でいうところの、クリエイティビティ溢れる男であることがイヤというほどわかります。CDジャケットも彼が作っているでしょう。ご覧ください。書店の店頭にあってもおかしくないクオリティです。

 

いやいや、その本領はライブでご覧いただけましょう。今回のライブは添付写真に、七福神と書いてあります通り今年7回目になります。実際、過去の6回をみている人は当然、ご存知のことなのです。クボフミトは基本的に出演しないにもかかわらず、絶大な存在感を発揮しています。何を隠そう私などは、世古武志の歌と同等にそれを楽しみにしているくらいです。何を言っているのかわからない方もあるかも知れません。これは、現地に足を運ばないと分からないのです。(配信もあるのに、ここでは黙っておきます)

いつの間にか彼はここにいたので

そういえば。今の今まで、どうして私がクボフミトを講師に迎え入れたか、という話をまだ、書いていません。お知らせしていません。(小浜田知子をスカウトした話は、先日シブイYouTubeチャンネルで喋りました。)私自身、ものを作るのが大好きで、作る行為こそが人間の最も崇高な能力であり活動だと言って憚らない者です。だから、教室も自分で作ります。もともと、ホームページも自分で作りましたし、業務記録・経理的計算処理は自前のプログラムですし、お弁当だって毎日作ります。しかし。私の場合は総じて雑で、見た目には拘りません。教室に来られた方はよくご存じと思います。

 

これに対して、クボフミトにはセンスがあります。実はああ見えて腕力だってないわけじゃなくて、教室の引越しだって自分でできますし、器用に木を切ったりします。チャーハンだってえらい上手に作ります。いや、これらではあまり例えがよろしくないか。オモチャなんか作らせたら信じられない力量を見せます。ラジオなんか作らせたらいっぱしですし、当然レコーディングだってやってのけます。

こういったことが出来る人が、シブイオンガクスタヂオにいてくれたらいいな、と思ったものなのです。改めて、近日クボフミトととの会話収録をして公開するつもりではありますが、なにぶんこれは見ないとわからない。神保町教室の生徒さんは是非、普段の物腰とはある意味まるっきりちがって見える彼の凄み、を体感してもらいたいものです。

その人の歌を私は知らないのですが

なーに大丈夫。曲なんか知らなくても大丈夫(びっくりするほど曲がシンプルで短いという意味ではありません)。ライブハウスってそういう場所ですから。世古武志はここんところ修行のようにライブ活動を重ねていてもう充分、手練れです。どこで聴けてもおかしくないです。のに、とくべつ有名ではありません(だからこの場で告知しているのです)。

その理由は簡単です。日本ではクリスマスほど釈迦の誕生日をお祝いしない、ただそれだけなのです。

というわけで、以下に詳細を記します。

4/8(木)南青山MANDALA

世古武志バースデーワンマンライブ(釈迦の)vol.七福神

開場18:00 開演18:45 料金 3500円+1drink 別

ご来場の予約はこちらへご一報ください。「 sellpico2000@yahoo.co.jp 」

配信(2500円)チケットはこちらからお求めいただけます「 https://eplus.jp/sf/detail/3377850001-P0030001 」

※引き続き未曾有の事態です。開場時間、開演時間が変更になることも予想されます。前日までにこちらでご確認ください。


この国には、ライブハウスに行ってまで音楽を聴こうとは思わない方のほうが多いことも承知の上(ちょうど一年前の騒動を思い出してください)で、記してみました。音楽はもちろんのこと、大して金にもならない創造への情熱に取り憑かれた人たちの、くそがつくほど真面目なステージを、唾気飛沫を抑えながら鑑賞するお楽しみを、あなたに。


なお、ご予約も含めお問い合わせは当サイトお問い合わせ宛てへのメールででも承ります。お気軽にどうぞ。