続けてみるもんだな

常々、習得には反復と継続に勝るものなし、のようなことを書いたり言ったりしてきました。

と言って、私自身はもともとは継続的努力だなんて大の苦手でした。だいたいのことは、なんとなあく出来たからです。

なんとなあく、ね。完璧ではないんですよ。自分でやった教室の内装見てください。なんとなあく、というニュアンスはわかると思います。

だけども発声については、いくらやってもダメでした。思い込みが激しいのです。力んでるつもりなんか毛頭ないんですから。それまでなんとなあく何事も力でねじ伏せて来た癖が出てしまうんです。

だから、他のいろいろのことよりもかなり苦手だったようです。ゆえに、繰り返すしかなかった。と言うわけです。

そんな話はさておき。

anchorというサイトがありまして。手軽にポッドキャストが生成配信できるのです。

当初、自分にとってボイストレーニング以上にさらに苦手意識のある、外向きなトーク否お喋りを修練しようと思いつつも、歌に逃げることをやっていたのです。すなわち、一つ歌ってついでに少し喋るだけ、という手ぬるい修行をやっていたわけです。

ところがなんとですよ、運営側から歌はやめなさい、ダメです。なきものにしますよ、という通告を受けて、数日後に本当にアカウントが削除されてしまったんです。

アカウント削除ですよ。さすがに驚きました。ログインできなくなってるんですよ。

そこから心と趣向を入れ替えて、試作を重ねる為にも毎日更新、を三ヶ月ほど続けていたのです。そしたらなんと今朝、anchorからギフトと称する箱が届いたのですよ。中にはいろいろ入っています。

なんと言いますか、継続にはこの、偏執的な負けず嫌いの性格が一役買ってくれていたんですね。そんな気がするんです。いや、こんなもの欲しさにやってるわけじゃないんですけどもね。

聴いてる人は少ないかもしれないけれども、見てる人は見てる。特に、中でお仕事として見てる人は見てる。その中にはもしかしたら真面目に聴いてる人も稀にあるかもしれない。

となると、やはり真面目に取り組まないとならないなあと思うのでした。八月は、こっそりおうちでうたわないボイストレーニング。と、タイトルも巡り巡って肩の力が抜けてごく普通になりました。やはり、普通がいちばんです。

とほほ実に石村、どうでもいい文章を書いてしまいました。比較的、暇なのです。そりゃ暇だよね、大した理由もなくカラオケまでお休みになってるこんなご時世に、ボイストレーニング始めたいと思うわけもないです。緊急事態ですもの。ま、それも関係ないですけどもね。