いい時、わるい時。

さて、相変わらず言いたかないけどめんどくさい状況です。言わずもがな、東京都内の感染状況。我々講師含め、教室にいらっしゃるみなさんは既に充分なくらい気をつけてらっしゃるので、いまさらこれ以上どうしろと!っといったところでしょう。


が、そんな新型ウィルスはさておき、季節柄体調を崩してしまいがちなシーズンです。
うっかり布団の掛け忘れが命取りだったりします。

そして僕なんかはもうすでに花粉シーズン突入。。。

なかなか声のコンディションを整えるには難儀な季節で憂鬱ですなあ。。。


体調の良し悪しももちろんありますが、そうでなくても歌ったり声を出したりして、「なんか今日調子悪い」ってなことはみなさんあるでしょう。

この「調子」や「コンディション」ってなんだか漠然としてますが、「自分のスキルの平均値」と考えるといいでしょう。
もっとわかりやすく言うなら、「これぐらいは全然できます」のライン、とでもしましょうか。


日々のデイリートレーニングやレッスンで作っていくものは、この「自分のスキルの平均値」なのです。当然、経験を積むことでこの平均値は上がっていきます。


そして、この自分の平均値をきちんと把握しておけば、多少のコンディションの変化にも焦らず対応可能になります。無理のないような判断をすることもできますし、具体的に身体的にどこに違和感があるか冷静に対処もできます。
「やべ」と思ったらすぐお医者さん、というのも最重要。


ということは、「いつもの自分」というものをきちんと観察する必要があるんですね。
特にコンディションの良い時は、体感としてしっかり記憶しておくと、「調子が悪い時」にその記憶が自分を助けてくれます。

調子のいい時、うまくいった時は、ぜひもう一度反復してみてその記憶を身体に覚えてもらい、逆に調子の悪い時は一旦ひと呼吸置いて以前の自分を思い出す時間をつくってみてください。

 

「お、今日なかなかいいじゃん。俺。」なんて思えたら世の中ちょっと楽しくなるってもんです。

 


神保町教室 クボフミト