いい声いい顔>うまい歌

さてと何を書こうかと思い立ち、近頃は忙しさだけにかまけていて、うまい切り口が見つからないから、大福の話など書いてきたわけです。そこでここ数日、ボイストレーナーの方の書いている記事で面白いものないかなあと検索していたのですが、ありますあります。ありました。うわっつらの、べたべたの商売文句でいかにも若者や素人の目にだけ、輝いて見えそうなインチキ記事、ばかりではないのですね。よかったです。

 

本当に感動したとき、「うまいですね」って人は言わない

(だまって完全コピペも大変失礼恐縮です。)ボイストレーニングを通じて、「うまく歌う人」に到達することは不可能なことではないと思います。でもね、生業にすることを目指す方以外の多くの場合、そこは最終到達目標ではないのです。だって、どの道だってプロがいます。未経験から毎日毎日働いても2年や3年で完全に習得出来る職業なんて、ないわけですから。

 

だからね、シブイのような業界にコネを持たない教室に通われる方には、「うまく歌う人」の方向を目指すとしても、それ以前に得られる大事なことに気付いて貰いたいし、それを生活に活かして貰いたいのです。現にレッスン中に、聞いている私が鳥肌が立つような声を出されるケース、あるわけです。その状態はたまに現れたり、長くは続かなかったりするのですが、それは自覚ができていなかったり、欲がでてしまったりするのが原因です。だから、いい声がすんなり出てしまった時必ず、「その状態を忘れないで」とその状態をもたらした理由とともに、言うようにしています。タイトルにはいい顔と書きましたが、実際にいいたいのは、「いい歌>(不等号)うまい歌」という着地点です。まずはここを目指して貰いたいなと思うんです。「うまく歌う人」を目指すのは、その先のお話なのです。