それをあぶくと呼ぶものの

野球場

たかが十年とはいえ、ひとつの野球チームを応援している。本拠地が地元だったせいもある。近いからすぐ見に行けるし、人気がないから当日券を金券屋で、近所のランチよりも安く買えたもの。

それから事情は変わってきたものの、今週火曜日に行った時は、当日券が楽々買えるくらい。まあ、それが当たり前。


ところがこの水曜日、試合開始前に当日立ち見券までが完売、という異常事態が発生。

マスコミ的にも本来的にも今季最高の投手戦が予告されたがために、集まってしまった人々。これぞ名実ともにあぶくと呼ぶべき、わいてきた人々。

例えて言えばまるで東京ドームでの日本シリーズに集う人々。


こういう人々を対象に商売をするのが、上手な正しい商売人なんだろうなあ。

でも、ボイストレーニングなんて、風評や風潮に煽られてするものではないわけだ。

こちらは水曜日、「田中2失点で勝さん1位浮上とにかく失投を逃すべからず」と、呪いの如くひたすら呟いて過ごしていた人種なんであるが。



それでもあぶくも、歓迎いたします。