はい。記事を書く暇もない忙しさですよ、シブイ飯田橋。
しかし、書かずにはいられない気持ちになりました。
実は現在わたくし、うたわないコースを受講中です。そう、先生は小松先生でございます。
小松先生と言えばもともと、ここシブイではわたしの生徒です。
なんで?
と思われる方もあるかも知れませんが、まあ、読んでくださいよ。
いつだったか2ちゃんねるを読んだ時に、講師たるもの声を晒してないなんて論外、
といった主旨の言葉があった気がしました。
なるほどねえ。今や、その通りだねえ。と、ずっと思っていました。
歌声を晒すのも技術的に今やとても簡単ですが、趣味のかたよりを表出することで出会いを制限してしまうのはよろしくないし、おもしろくないと考えていたので、いつかはやろうと思っていた、
ホームページの全音声化、に今年は挑戦します。
ところが、わたくし。もともとの性格的にも現在の技術的にも難がありまして。
- 人前で喋るのは嫌い。
- 朗読は小学校の時から嫌い。
- ナレーションなんてとんでもない。
- だから歌ってきた。
という、実に分かりやすい引っ込み思案で照れ屋さん。初めての人となんて今でも上手く喋れないタイプの人間です。このお仕事に長く携わることで、声は、出そうと思ったら出せる、という自信はあるものの、それはもう、歌の中だけに限られる話なのです。
もうとにかく、読むなんて、喋るなんて、恥ずかしいのです。
しかし、上述の事情で一念発起。今まで作って来た立場を利用して、小松先生にお願いした次第です。小松先生はわたしとは違った方面をとてもよく勉強して来られた方ですから、最初から信頼しています。だから講師やれや、なんて言ったものでした。いやー、偉そうに。
はあ。
小松先生はわたしの目的に沿って、大変ためになるお話をくださいました。ノートしまくりました。大変面白くて一時間弱はあっという間でした。
そして二回目、朗読第一弾、トップページにある文言を話し言葉になおして、さあ、じゃ、読んでみて。
ということに。
もともとほとんど自分で書いた文章ですし、抵抗は少ない筈、と思っていたものの、
全然声になりません。
恥ずかしくて恥ずかしくて。まるでだめです。ほとばしる汗、一回読んだだけで上着は脱ぎ捨てました。
はいもう一度。読んで。
わたし自身が常々レッスン中に言って来ている言葉を、小松先生はあたりまえに投げかけて来ます。こちらの気持ちもお見通しです。なんという恥辱プレイ。
嗚呼、わたしは今完全に、初心にかえっている。
しかし、何度も何度も同じことを繰り返していくうちに、恥ずかしさにも慣れて来ましたよ。
言われるがままに録音してみると、これがなかなか我ながら、ちゃんと喋ってるじゃないですか。今度は自分で分かります。だってわたしもトレイナーやってますからね。
くらいくらい。暗いね。
そのくせ随分、頑張っちゃってるね。自然さが足りないね。反面、聴き取りやすさは感じるけれど。
聴き取りやすさについては、これほどまでとは思いませんでした。びっくりしたー。
普段から心掛けて喋ることで、わたしも変わって行ける気がしましたよ。初めて会う、体験レッスンにいらした方にも好印象に喋ってみせることが出来るんじゃないでしょうか。なんということでしょう。
こうして書いてしまったからには、シブイホームページ完全音声化の日は、必ずやって来ることでしょう。その暁にはみなさん是非、聴いてくださいね。
うたわないコース、小松先生。次回もまたよろしくお願いします。わたしきっと、もっと明るく喋れるようになりますから。
いやほんと。宣伝でも広告でもなく、驚いたのです。
これはシブイ講師陣内部の話ですが、日々のレッスンの記録について、逐一全生徒さんについて毎回、報告は受けて来ています。うたうコースもうたわないコースも。ただうたわないコースのレッスン内容がわたしには理解が及ばないことが多く、一体小松はどんなことをやっているんだろうか、と、不思議にすら思っていたのです。
これほど、とは。