吹き溜まり

ふた

常々思うことですが、人の縁、というものはございます。

ボイストレーニングの教室として、ああ、こういう人がここを見つけて来てくれたらいいな、と思います。

例えば、何も知らないまま大手教室のグループレッスンに紛れ込んでしまい、内容には納得いくものの、どうしても自分のペースと合わない、とか、自分の様子が出来ているのか出来ていないのか分からない、だとか、思ってしまった方。

 

例えば、生まれてこのかた、通り一遍のものごとの進め方や、マニュアルに則った習得方法に馴染めなかった方。何をやっても、周りの人とは若干出来映えが違い、なんとなく白い目で見られるように感じやすい方。

 例えば、どこへ行ってもちょっとした集団に馴染めなかった方。人が集まったが故に生じる人間関係に苛立ちを募らせるばかりの方。

 

何故そう言った方が来たらいいなと思うかといえば、やっぱりそういう方々は、良くも悪くも個性的と称されるみなさんです。社会に於いては少数派でしょう。

 

表現は明らかに悪いですが、そういった方の吹き溜まりみたいな場所であってもいいなーっとぼんやり思っているわけです。もちろん、それゆえに発生する困難もありますが、たかが発声です。誰にだって得られるものです。そこを頑張ればいいのです。

 

写真は、シブイ飯田橋の扉の前、に今朝転がっていた空き缶捨ての箱のふたです。実は先々月、同じ場所に電子レンジの入っていると思われる段ボール箱がなんとふたつも不法投棄されて非常に迷惑していたのですが、今度は、これです。

 

確かに、この土日は風は強かったですね。だけどねえ。