生徒さんの中には、理屈を知って反復練習を覚え、その上、自分なりの試行錯誤をする方があります。
実に理想的だと思います。こういう方は、とっとと覚えてさっさと退会なさるパターンですから、多くの教室では歓迎されない場合があります。なんて余計なことをまた書いてしまいました。
発声は運動のひとつです。多くのスポーツと同様に、準備運動を行うと、その後の発声は安定しやすいでしょう。
発声について考える時はたいてい、歌をうたう時でしょう。いくらこれが効くからと言って、呼吸の練習を淡々と始めたり、全身ストレッチを始めたり、腕立て伏せを始めたりしたら、もしも周囲に人がいたら驚くことでしょう。
そこで、
自分なりの発声練習曲を見つけた
という生徒さんの声なのです。
そうです。みんなと歌いにいく時も、一人で歌いにいく時も、人目をはばかって歌う時も、まずこの歌をこの高さで歌っておく、という曲を見つけられたら、これは大変有効です。
それを歌うことによって、その時の自分の心身の状態を確認できるわけです。その上で、好きな歌を歌っていくのです。実に有効ですね。
どんな条件の楽曲が適しているかは、どこでも、通っている方にはお分かりのことと思います。探してみましょう。
春です。どうしてもご希望の集中する平日夜や土日の予約が埋まって参りました。講師陣はぎりぎりの調整に追われていますが、広く様々な方に体感していただきたいものです。