返信たより10月26日

 石村吹雪さま

本日もありがとうございました。
色々話しすぎて割と本気で後悔しています。

 

はいこんにちは。後悔は先に立たないものです。だから、後悔はしない方がいいですよ。後悔しない癖をつけましょう。話してしまったら相手は忘れないものです。

しかし、大丈夫です。私は忘れることが得意です。ご安心ください。きっと次回には忘れていることでしょう。



それはともかく、今回もレッスンで気付いたことを箇条書きにいたします。

 

ありがとうございます。最近はすっかりあなたのメールがたよりです。



・歌う前に、ちゃんと息を吸えるようになった(前は吸うことをよく忘れていて、息の残量が少ない状態で無理矢理声を出していたので、全然響きのない苦しそうな声だった。)。

 

そうですそうです。吸えるようになりましたね。たったそれだけのことと思われがちですが、体験レッスンにいらっしゃる時点では九割以上の方は、出来ませんものね。



・ちゃんと息を吸ってから歌い出すと、むやみに声がひっくり返ることが少なくなる。すると、ワンフレーズをなめらかに歌えるようになる。

 

思い切りが悪い故にひっくり返してしまうことが多かったと思います。そして当然のことながら、息が続きますね。


・歌い終わりは喉の力を抜くように息を吐くと、次の息をごく自然に吸える。
沢山吸って→滑らかに歌い→フレーズ終わりで息を吐く→沢山吸って…
のサイクルを意識したい。

 

最初のうちは特に、このように捉えていただけると、体現しやすいようです。あまり詳細を書くべきではないのかもしれませんが、息を吐いた時点で、リキミを減じることが必要ですね。いろいろな意味があります。

・笑顔で歌うときと、そうでないときとで声の響きが全然違う。笑顔で歌うと頬が上がり、口の中に大きな空洞ができる。その空洞が、自分の声をいい具合に響かせてくれる。
何より、笑顔で歌うと楽しくなる。

 

あなたの場合はとくに、笑えるようになって更に、その意味が理由がよくお分かりになったのではないでしょうか。たぶん、いろんな本に書いてあることだと思います。

・あくまで私の場合だが、伴奏の時点で笑顔を作っておく必要性を感じる。真顔で歌い始めた場合、途中で笑顔を作るのが難しいから。
次のレッスンでは、吸うこと・吐くことに加えて、伴奏の時点で笑顔を作ることを意識しようと思う。

 

伴奏の時点、は前奏の時点、ということでしょうね。そんなに大変なのか?あんた笑うだけのことに。と思いますが、そのあたりは今迄の記事にも現れていますものね。

今日は私の酷い女っぷりを盛大にお話したため、少なからずネガティブイメージを植え付けてしまった気がしておりますが、仕事とレッスンは真面目に取り組みますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。

 

そんなそんな、酷い女だなんて、私は思いませんことよ。世間にはよくある話です。ネガティブイメージなんてありませんことよ。笑えない女といえど、それほど魅力的であるということではありませんか。笑えないにも関わらず、ですよ。たいしたものです。

あ。全然話の内容忘れていませんでした。大丈夫です。次回迄には必ず、忘れておきますから。