二階、天井、床、解体完了

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飯田橋を閉鎖して移転するぞと声も高らかに、その作業がそろそろ二週間になろうとしています。初めて読まれる方はなにごとかと思われるかもしれませんし、比較的まめに読んでくださっている方は、いつまでやってんだとお思いかも知れません。このブログは従前通り好調な時ほど更新頻度が高いのです。

 

そう。私は実に上機嫌に極めて勤勉に毎日毎日作業を進めているのです。無数と言っていいほどのコーススレッドが突き刺さった天井、床がようやく陥落しました。地震なんかありませんように。今はとても物が倒れやすい状況ですから。一夜明けて行ってみたら壁が倒れていたなんてことが、ありませんように。

 

すでに、狭い階段を何往復したか分からないし、五百本以上のネジ釘を抜いていますから、両足と、利き手の肩から指に至るまでがガッチガチに凝っています。これまで昼間に来られる幾人かの人たちから授かった道具たちも総動員しながら、床をはがし切ったのは、もう暗くなる頃でした。ふだんとはまるで違う疲れに足をとられながら、お盆休みと目される電車で帰宅するわけです。実に気持ちがいい。

 

解体作業も大詰めです。最も人手を要する、重たい資材の解体運び出しです。今夜はすっきりいい写真が撮れますようにと。そんなことを考えながらすっかりボイストレーニングのことなど忘れて没頭しています。私自身は正月休みなどがある度に、自分の声がどうなっているか不安だったものでしたが、最近はすっかりそういう不安は失せ、時間をかけて作り上げてきたものはさすがになかなか忘れないものだなあと自分で自分に感心してしまうのですが、通っているみなさん、急に一ヶ月休みになったのですから、ご自身の声に対する関心は、どうか忘れないように。