全ての壁が落ちるまで

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なんと、全ての壁が落ちるまで、狭さゆえに分解しつつ小分けに運びながらとはいえ、十一日かかりました。なんという手の込んだ造作をしていたのだろうかと思います。

 

昼間に来られる皆さんが、入れ替わりお手伝いをしてくださったおかげで、最初に見積もった解体に二週間、は達成しました。どうもありがとうございました。中には器用で手際のよい方が幾人もいらして、私はやっぱり決して器用な方でもなく、要領のよい方でもなく、そして大胆と粗雑は紙一重のだなあと気づかされたりしながら。そう、およそ力づくで、足りない分は時間をかけてチマチマと、その割なぜか大事なところで大雑把という性格であることを、今更ながら実感した次第です。人と関わるというのは、こういうことなのでしょう。

 

壁に埋められていた小窓も開きました。小窓に嵌まっていた目印のペンギンの絵も発掘されました。5年半経過して蛍光灯も風前の灯で、外から夜目に見るとチカチカしていて、たいへんに不気味です。夜には嵐のようなひと雨が来ました。廃墟を捜索しているような、いや、廃墟を掃除しているような気分でした。しばらく空き部屋になるので、会員向けに解放しようかと思います。が、当然うたなど歌える場所ではありません。うたわないように。

 

この、妙にまめな引越し日記も来週からは、新教室製作日記となりましょう。今までもこれからも全く予定の読めない毎日ですが、嫌が応にも気持ちは高ぶります。世はお盆休みです。シブイオンガクスタヂオも奇しくもお休み状態になっています。お問い合わせに関する返信も遅れがちになってしまいます。ご容赦ください。引越し荷物に埋まったPCの回復は何日になるやら未定ですし、利き手は痺れていて、iPhoneでの文字打ちも鈍くなっています。もう、日曜日はお休みしなければなりません。