床が整う

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土曜日。またまた突然に職人さんが現れました。ご本人の了承を得て、載せさせていただいております。昨日、床が成る、などと書いていましたが、実際は部屋の縁はカーペットが余ってめくり上がっていたのです。私の言い訳としては、あとでやろう。です。どうせあとでやらなきゃならないのに、どうして人はやり残してしまうのでしょう。

そこを皆さん一生懸命綺麗に仕立てて下さいました。ありがたいことです。あ、ちゃんと書いていなかったかな、私が勝手に突然一ヶ月移転のために休むからと言い出してもその機にやめてしまうことなく、移転再開のためにわざわざお手伝いに来てくださる会員の皆さんのお話です。

 

これを後回しにしたのは、エアコンの細工に身と心を奪われているに他なく、そのためには引越し荷物が積み上がった状態も邪魔になるわけです。壊すこと作ることばかりに夢中になって、まるで夜逃げのように荷造りしたものを解いていきます。数々の譜面、朗読するとおかしい本たち、記録表、パソコン、プリンター、録音用機器その他、分類し難いいただきものたち。おかげでちょっと片付いて、防音室内の吸音措置も進みました。

 

一ヶ月に渡る工具使用と木材運びによって、右手はむくみのように腫れています。箸が使いづらいです。ピアノなんか弾きたくありません。握力の劣化でギターだってピックを落としてしまう始末です。だからというわけではありませんが、飯田橋教室は移転再開後、あまりうたわないコースを中心に募集をして参ります。うたうコースというのは世に溢れていますから、最早わたしなどが躍起になるよりも、水道橋の春奈に引き続き頑張っていただきたい。まるまる一ヶ月以上、例年の夏に比べて増えた体験レッスンの応募に対してひとりで請け続けて一段、逞しくなった春奈と久しぶりに話して、そんな気持ちになっています。

 

さあそろそろ募集を始めるか、と思ったものの、それ以前に今年は春を過ぎた頃には飯田橋教室で私が担当する時間が満杯になっていて、未だキャンセル待ちのままほったらかしてしまっている方があるくらいだったのをあらためて思い出しました。そのために、うたうもうたわないも区別なく対応できる経験ある新しい講師をさがしていたのでした。