ありがとうキャンペーンを思いついた

ボイストレーニングに通うことによって声がはっきりと通るようになったり、いや、声色が明るくなったり、響きが心地よいものになったりしたおかげで、

いい声ですね、

なんて言われることが、ありませんか?もちろん、ある、という方が複数いるからわざわざ書いているのですが。

そんな素晴らしい会員のあなたに、シブイサイトへのリンク二次元バーコードが印刷された名刺サイズの特製カードを配っていただき(もちろん裏には皆さんのサインを忘れずに)、そのかたが巡り巡って入会された暁には、入会金年会費から10%差し上げよう、なんていう作戦を考えました。

お友達紹介、じゃないのです。いいって言ってくれた人を紹介するだけなので、いわゆるお友達紹介キャンペーンではないのです。いわば、褒めた人紹介キャンペーンなのです。お友達じゃない分、気楽とも言えます。

しかも、みなさん平時からいい声を意識的に使うようになる、という素晴らしい利点もあります。

そんなことを思いつくほど、シブイオンガクスタヂオも、疫病禍の中で命からがら生きながらえています。

なんか、素敵なコピーを添えた名刺サイズのカード作りたいな。久しぶりにペンギン制作のツッキーさんにお願いしようかな。

なんてことを考えている三月でした。考えているだけで四月になってしまいましたが。

ここで話が終わりそうなので、例によって個人的な経験から申し上げますと。

私の場合は、小さい頃から声が小さくて、何を言っているのか聞き返されることが多く、そんな癖がたたって、歌っている間のいわゆる滑舌も悪く、長年苦労をしました。

ボイストレーニングに通い始めたのは26歳で、28歳から講師を務め、30を過ぎた頃に、生まれてはじめて、いい声ですね、と唐突に生徒さんに言われたのを思い出します。(本当は、30を過ぎた頃だったか過ぎていなかったか、それが誰だったかも思い出せないくらい遠い過去になってしまいました。)

けれども、若い頃から歌が上手だったり、いい声だと褒められたことは一度たりともない人生だったのは間違いありません。事実、講師になった頃はよく、若い生徒さんから皮肉まじりに、先生ほどの腹式呼吸の達人ともなると、だとか、先生に教わっていても上手くならない、と面と向かって言われたものです。素人の若者は正直です。真摯に受け止めました。

だものですが、いつの間にか、喋り声や歌声を褒められることはとても増えました。それを今になっても当たり前と思えない卑屈さが私の私たる所以ではありますが、つまり何が言いたいかといえば

声は確実に変わる

ということです。しかも、いい方向に変わります。褒められるんですよ。信じられません。未だに親族はそれを信じないほどです、なぜ親族を引き合いに出すかといえば自分自身だけではない客観的な判断に基づいて、声が褒められる筈などない、出自だったのです。くどい。

変わるんですよ。そのメリットは、書き出せばキリがありませんし、散々書いてきたので、割愛します。