ガンダムを観て思ったこと。

先日、映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」を観ました。

この映画、1979年放送の「機動戦士ガンダム」いわゆる「ファーストガンダム」のTVのエピソードをリメイクして映画化したものです。

、、、、って、ボイトレブログだよね?これ?と思った方。
ダイジョブ、これからそういう話になるから!


で、今回の映画、いわゆる旧作のリメイク、しかも旧作は40年以上前の作品なので、アラフィフ以上のおっさんホイホイな訳ですな。


ということで期待を込めて観たんですが、、、いや、作品自体はとてもよかったです。おもしろかった。

でも、原作のガンダムの雰囲気がなんか全然感じられないんだなあー。

と、そこでハッと気づいたのです。


そう、原作は40年以上も前の作品。オリジナルで演じられてた声優さんの多くが既に鬼籍に入られてしまっており、新たに別の声優さんが演じられてるのです。


それだけなら既に長寿アニメでよくある話。単なる視聴者の慣れの問題でもあるのですが、
40年前の旧作で演じられてた声優さんの発声の仕方が今の声優さんのそれと随分違うよな、と思ったのです。


思えば、ドラマや映画でも70年代以前の女優さんの発声は、響かせ方も発音の仕方もとても丁寧で特徴的です。反面、リアリティに欠けると言われればそうかもしれません(もちろん演者さんによりますが)。

 

 

いや、これは別に今が悪いとかそういった話ではなく、やはり一昔前の女優さんの発声発音は今聞いても美しい、それを使う使わないはさておき、できるできないで言えば出来た方が良いよねえ、って話です。

というわけで当教室に通う声優志望の生徒さんにはその辺もお伝えしていこう。そうしよう。

 


いやー、やっぱセイラさんとミライさんはあの声のトーンがいいんだよなあ。。。
声のトーンが作り出す「世界観」を改めて認識した次第。

 

神保町教室担当 クボ