もしも差し歯が抜けたなら。

神保町教室のクボです。

先日、前歯の差し歯がとれました。カレー食べてる時に。

なんと言いますか、差し歯はもちろんですが、銀の詰め物がとれた時のあの絶望感というか無力感というか、テンションの下がり具合はどうしたもんでしょう。

当然、歯抜けのおっさんです。その日は友人と食事してましたが、まあ恥ずかしい。

幸い翌日すぐに歯医者で仮歯を入れてもらい、その後ちゃんとした差し歯を作って入れてもらいました。この想定外の出費よ。

 

さて。こうしたアクシデント、みなさんは、、、そうそうないかな。。。

こんなとき、改めて滑舌の大切さが身に沁みます。前歯ないとほんとしゃべれないんだもん。

とは言えワタクシ、一応こういうお仕事してますから、前歯とれても冷静に口角や舌先を意識しながら、なるべく聞き取りやすいように喋るようにしたもんです。

 

「滑舌」といいますと、よく早口言葉的な口先を早く動かすことに気を取られがちですが、むしろ口内の状態にその鍵があることを忘れないようにしたいものです。顎関節をしっかり動かして口腔内の空間をきちんと作ってあげること、唇だけでなくその先の頬や目元の筋肉も意識すること、言葉の音に合わせて舌先を的確に動かすこと、等々。

なかなか日常会話でそんなこと考えて喋る機会は少ないですね。

個人的にはAMラジオの局アナウンサーの方なんかは、ずば抜けてこの辺の技術が高いなあ、と最近思います。

 

しゃべりだけでなく、最近のボカロ曲やJ-POPのヒット曲にはやたら文字情報の多い歌詞もみられます。勢いだけで歌うのではなく、こうした歌詞もフィジカルな動きを再確認することで聞こえる音の解像度がぐっとあがります。

 

声はやっぱり伝わってなんぼのもの。こういった面も日常で時々振り返ってみるのも良いと思いますよ。

そしてもし差し歯が抜けた時も、ピンチを切り抜けるのです!

 

 

神保町教室担当 クボフミト