トレーニングというだけに

トレーニングというだけに、身体を使います。汗をたくさんかくことが必須と言うわけではもちろんありませんが、例えばうたわないコースの講師といえども、着替えをして臨んでいます。身体の柔軟性は、大変重要だからです。

そして、脱力している状態が、皆さんの想像以上に必要とされます。

脱力って一言で言えば大変簡単な言葉ですが、講師によるトレーニング項目の中には、

脱力している状態を体感して貰う

ということが、大変重要なこととして挙げられています。それくらい、大抵のみなさん、その状態をご存知ないのです。そして、その状態で発声出来てしまった時に一様に驚かれます。今までに体験したことのない発声であることに。


かしこまらず、まして格好もつけず、心身の緊張をとること、その上で、力を使うべきところ。これらのバランスを捕まえてもらうためには、どうしても身体を動かすことになります。

あんまりオサレはなさらないでいらしてください。

それから或いは、
講義を聴いたら覚えられる、という類のものではありません。

自分の身体に、覚えさせてあげるものです。どんなに理解力に秀でた人が頭で分かっても、ほとんどの場合、再現不能です。

身体で覚えるのです。

そういうものだと思って、いらしてください。