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声の力 腹から声を出す それから


私が最初にボイストレーニングに行ってみたのは、元舞台役者の方の勧めがあったからです。その方が町の公務員の怠けた仕事ぶりをどやしつけた声の圧力は、今も忘れられないほど。雷を落とすとはまさにこれだろう、と思ったものです。その方に、お前は全く声が出ていないと言われたからです。


実は今年、中学校時代の同級生と会った時に、私が当時の美術の先生からも同じことを言われていたことを指摘されています。十五歳から二十五歳まで何の進展もなかったようです。


それから時は随分流れ、その間に私も研鑽の末、なかなか大きな声を出す技を身につけました。教室を開くほどです。日常では不必要なので使うことはありません。しかし、この記事の最後に図らずも使ってしまった台詞を記す予定です。多少長くなりますが、お暇な方はお付き合いください。


私はだいたい柔和温厚な人だと、会員各位からも目されている筈です。十人中九点五人は、そう思っていることでしょう。怒っても声を荒げる姿など想像も出来ないほど。私自身も、そのように普段は振舞っています。ごく自然に。


今朝は、有名なケーブルテレビの会社の人が、何やら機器を設置するという目的で自宅に来る予定で、致し方なく待機していました。案外私だって忙しいのです。


ようやく現れたその男は、スカパーチューナーを見て、私は巨人ファンなんですよとにこにこと言い出しました。巨人ファンはねぇ、圧倒的に勝てばいいんですよ。日ハムは、クライマックスにはいけそうですね。などと余計なことまで付け加えながら。


私も四十を過ぎて少しは大人になったので、あら、それはそれは今は嬉しいでしょうねえ。なんて棒読みながらも言ってみました。勿論いわゆる心にもない台詞ではあります。


この訪問の目的たる事務的なお話の結論は、料金表を置いて行くだけであり、機器の設置は不要であったこともあり、だんだんと剣呑な雰囲気になって来ました。案外私も、忙しいのです。まあ、ご検討ください。などと言いながら、彼は帰り支度をはじめます。


私の部屋の壁には、ある野球選手のポスターがまだ貼ってあります。もう十年も前のものです。それを見てため息混じりに彼は言いました。ガッツねぇ?。


長々とお読みいただき、ありがとうございました。このあと私は彼に向かって少々必要以上に大きな声を出し、彼は驚きいわゆる這々の体で帰ったのでありました。声の力とは恐ろしいものです。常々私が苦手な、営業マンを断る時に使うべきでしょうか。出来れば使いたくはないものです。まあ、単に内容がおとなげなかっただけかも知れませんが、以下の通りです。


お前らにガッツなどと呼び捨てにする権利はかけらもない。

 

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