あまりうたわないコースを考えています。

あまりうたわないコースを考えています。 実は、公式にはまだ掲げていませんが、当教室のうたわないコース講師の小松が、年内でシブイオンガクスタヂオを去ります。 もとはと言えば、うたわないボイストレーニングという本を書き、そこから、うたわないコースってのもあればいいかなと発想したのが始まりだったと思います。 私自身が、声に関してまるきり自信のない図体ばかりの男だった経験から、歌唱に限らず日常のお喋りや軽いスピーチや軽いアナウンスを改善するという目的で開講したら、需要は案外あるのではと。 そこで以前から生徒だった小松が、お喋り発声に関しての勉強追究と経験を人並み以上に持っていたのと、ひとりひとりに対するきめ細かい指導の出来る性格を見込んで、講師をお願いし、私自身はうたうコースに専心して来ました。なんとそのうちに、うたわないコースには、想像を凌ぐ需要があることがわかりました。 ところが、諸般の事情で小松が去っていきます。彼女の代わりなど、思い当たる人はいません。 (同様に、春奈鈴の代わりもそうそう見当たらないことでしょう。そういう人選をしています。) どうしましょうか。 ひとまず私もやってみようと思います。名付けて、あまりうたわないコース。 何故かと言えば、歌唱も発声の基本を習得するには有益な手段になり得るからです。 あまり歌なんか歌いたくないなあ、という方にも、ものすごく簡単なうたを講師と一緒にうたうようなやり方でなら出来るのではないかしら。 自分の声が変わると、少し性格も変わります。それを見た周りの人にも、変化を及ぼします。変わった周りに気がついて、また自分も変わっていきます。 声には、想像以上の力があります。だから、声を変える教室には社会的意味があると信じて存立し続けています。 そのうち始めます。あまりうたわないコース。