シブイ飯田橋の解体作業を始めました。
作った私がいうのだから間違いないのです。
入り口に立てた壁が一番の難ものなのです。
一枚一枚、材料を剥がしていきます。
あれ、もう、これで外れるはずなんだけどなあ。
あ、あっち側からも支え作ってある。そりゃ無理だわ。
もう、どのように作ったのかを思い出せないのです。
どのように補強したのか、作った後はさっぱり意識していないのです。
確かに地震が来てもびくともしませんでした。
でも、何故ここまでやっても、ここから先、剥がれないのか、外せないのか、分からない。
これ、どうして喉の力が抜けないのか。
というのと、似てますね。
みなさん軽々しく、
喉の力が抜けないんですけど、とか、まだ力が入ってますか?、とか、おっしゃいます。
いやー、簡単じゃないんですよ。
どのように自分が力を入れてきたか、いるのか、それが分からなければねえ、どうやって脱力するのか、どの状態が力が抜けているのか、本当は分からないのですよ。そう思いませんか?
こちらはかれこれ20年近く、自分の声、他人の声でそこを眺めてきたからこそ、分かることが多いのですけれども。
今月は、このように記事を書くことを自分に課して行きたいと思います。