市販壁来る

201582162357.jpg

真っ黒な壁面を作っておきました。なんのためかと言えば、今回は防音室を入れるのです。しかし、市販の防音室の精度がどの程度なのかは、この7月にほうぼうへ出向いてみて分かっています。いわゆる防音室は、周囲のお宅に迷惑のかからない程度まで音を小さくしてみせますよ、くらいのものであることは。無論、理論上は完全に聞こえなくすることも可能ということですが、それは商品としてはなかなか現実的でないというわけです。まあ、そうですよね。確かに現実的な使い方としては、近隣のよその方への配慮ができればいいわけです。

 

しかし、こちらはそのつもりはなく、これまでの経験を活かしてできる限りのことをしたいのです。つまり、防音部屋の中に防音室のを設置する。です。その感じがこちらの写真でお分りいただけますでしょうか。真っ白です。白黒のコントラストが眩しい。が、眩しく見えるのも今だけです。今後壁で覆われてしまいます。

 

無事設置が済み、おかげで出来た空間に引越し荷物を詰め込んで、作業場ができました。防音室が届く順番待ちにしていた床作りも、下地を完成させることができましたので、今後はその上が作業場になります。それが何より嬉しいことです。気がつけば、流用する資材も半分以下ほどに減っているではありませんか。

20158216251.jpg

 

作るのは楽しい、などと言いながら、夕方5時頃には筋肉痛と汗まみれの身体、脳みそはどんどん間抜けになり、動きを鈍くしています。怪我の危険があります。防音室で久しぶりにギターを鳴らしてみましたが、右手はもちろん、左手は指先に怪我をしてしまったのとは別個に、ものすごく動かないことに気がつきました。いやもう、頑張ってますねえ、としか言いようがありません。音チェックほかのために来訪した世古武志くんはまた、私の言う、楽しいでしょ楽しいでしょ、の連呼に、まるきり気のない相槌を繰り返します。あれを生返事、と言うのでしょう。

 

さて、再開はいつになるのでしょうか。