シブイ楽芸会ご来場ありがとうございました
と書いてみて、ふと思ったのでした。
誰に向かって誰のために、開催したのだろうかと。
こういった催しの後日、必ず、ご来場の皆様、どうもありがとうございました、と書くのが習わしの日々です。そこが、一般の生徒さんと決定的にそれこそ血液型ほど違うところなのでしょう。なあ。と、ぼんやり過ぎていく数日でした。日曜日のお昼に足を運んでくださった、出場者のお友達ご家族のみなさま、出場しない会員のみなさま、さらにはかつて在籍した会員のみなさま、ついでに我々普段のステージのお客様まで、たくさんたくさん、ありがとうございました。無事に第十回を終えることができました。
相も変わらず幅広い楽曲が選択されました。伴奏の様式もさまざまで、我々当然得手不得手があります。しかし出来る出来ないは問わない、やるしかないのだという判断から、講師陣はライブの本数を減らしてまで臨んでくれたようで、こちら側にも感謝しなければなりません。それぞれの経験知を持ち寄って、作り上げました。司会にしてもそう、準備情報の少ないまま、経験を生かして爽やかにこなしてみせました。私ひとりでは成し得なかったことたちです。
ところで
みなさまお楽しみいただけましたでしょうか。案外その声を集めるのには時間がかかります。ご来場者アンケートを作ろうと毎度思うのですが、毎度必ず忘れてしまうのです。しかし、最初から最後まで、客席の埋まり加減はほぼ変わらぬまま終えたことがすなわち、ふつうの発表会とは違った楽しさを知っていて期待していたり、初めてでもついつい最後までいてしまったりというみなさんの反応そのものだったのじゃないかと信じています。
つまりはなんだ。うまくいったんだ。よな。だいたい。それぞれの笑顔をちらちらと見ながら、終演までこぎつけました。予定外のことといえば、時間の都合講師演奏を割愛せざるをえなかったことくらいですが、彼らはしょっちゅうどこかで歌っています。気になった方は探して訪ねてください。検索は簡単です。
イイヨーと
言ってもらえたら
また歌える
この場所が、人生のうちのほんの数年、或いはほんの数ヶ月、人と認めあう根源的な幸福を再確認できる場所であれたら、いいなと願っています。
また、会員の皆様には、遅ればせながら会員専用ののページからアンケートを用意させていただきました。この回答数をもって、次回開催の予定を決めてまいりたいと思います。
10年、10回目でした。しかし、開催ペースは一定ではありませんでした。シブイオンガクスタヂオ、つねに会員の皆さんのペース主体で運営してきたため、月四回通っていた人が今月はお休みしますとか、今月は一回だけで、といった声には今でも簡単にお応えします。がしかし、それに左右されてつまり運営で精一杯で、長らくイベント開催できなかったこともありました。今回華々しく終えたまさに今、実は、またその時が来ています。次はいつになりましょう。お休みの人が増えている今が、ご入会のチャンスと言えますことよ。