バランスボールの思い出

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昨日は手を休めるためにほぼ資材整理だけをしていたので、手が少し楽です。整理だけでも書けはしますがあまりにも違う話になるので、無理矢理思い出話を書き残しておきます。今の今は書くのが習慣化していますので。

 

私が水道橋教室で一人でやっていた頃、直径60センチほどのバランスボールをくださる方がありました。余っているから。家の部屋では結局邪魔だからという理由で。ありそうな話ですよね。

 

で、単に面白がってみなさんに椅子の代わりにそれに座った状態でレッスンを行うということを数ヶ月やっていました。ほとんどの人が、最初はうまく座っていられません。自称運動音痴、絶対無理無理と言う方にも、強いて続けてもらいました。週に一度のことです。たまにはいいじゃないですかと。

 

本当に面白いことに最初の頃は床に転がり落ちる人が続出していたものです。が、しばらくするとほぼ全員が、座っていられるバランスを身体で捉えられるようになったのでした。そんなに難しいことではなかったわけです。反復ってとても単純なことですが、これも反復によって得られるものの一つだったのかなと回想します。そして、全員が全員、やたらと声の出やすいバランスを同時に体感され、身につけられたのでした。

 

こりゃあいい。と思っていたある冬の日、ヒーターに接した途端に破けたゴムの塊と化してしまいました。新規購入も出来ない経営事情のまま月日は流れ、作った飯田橋教室は狭すぎて壁に当たってしまうので諦めていました。が、 新しい教室では、広さもあるので使えることでしょう。なんなら待合室に置いておきましょうか。まず、乗れ。乗っとけ。と。

 

どうでしょう、椅子じゃなくてバランスボールだけが置いてある待合応接室。

 

今回こそは初めての人にも優しい、見た目から門戸の広い教室を作ろうと思っているのですが、どうでしょう。これくらい、いいですよね。大丈夫ですよね。この点、まったく自信がありません。自信がないというのは、本当に厄介です。始まらないのですもの。始められないのですもの。

 

だからこそ

こっそりはじめよう

シブイのボイストレーニング

 

シブイは大きな看板も掲げませんし広告も出しません。だって、ひっそりこっそり通いたいじゃありませんか。自信がないから、通ってみるわけですものね。

 

話が逸れました。もしも日本の家屋でバランスボールを持て余されている会員さんがありましたら、ありがたく頂戴しますからね。