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2017年06月

さようなら水道橋教室と四谷教室の進捗。

 
春奈鈴です。
今日はもぬけの殻の水道橋教室で1人
電話回線の工事の立ち合いとゆう大任務が残っていたため
担当の方が来るまで感慨に耽ったり(ビール飲んだり)
お昼寝したりしていました。
 
 
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物がなくなると逆にこんなに狭く感じるのか
と驚いたほどです。
レッスンやったりワークショップやったり、
さまざまな思い出があります。
水道橋教室の最終レッスンは偶然にも
誰よりも付き合いの長い生徒ちゃんのレッスンでした。
いつもそうです。
 
 
 
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気持ち切り替えて翌日は四谷の整理と内装などやりつつ。
憧れの天井布にうっとり、達成感に浸りがちですが
7月1日のオープンまであと少しです。
 
 
四谷教室の体験レッスンは
こちらより受け付けていますpenguin
 
 
 
 
 
 
 
 

水道橋に来た理由

さて、雨の水曜日。朝の水道橋教室から更新です。

 

もともと私が講師業をすることになったのは、実際に私自身が通っていた個人経営の教室で、講師やってみないかと勧められたからというお話は書いた気がします。それが杉並区阿佐ヶ谷にあったことも。

 

当時1995年ごろにボイストレーニングを教えてくれる教室を探すとなると、専門学校はもちろんですがとっくに社会人の私には不向きだろうと思われました。あとは音楽雑誌の広告だとか、雑誌の最後の、文通相手を探すコーナーとかからです。そしてやっと見つけても、現在の相場から言ってもとても高価で手がでない、というところばかりでした。そりゃそうです。プロ志向の人にしか用のないものでした。そんな中、私の場合はサンレコ(わかる人だけでよし)誌の、やはり最後の方のコーナーで、ハガキで資料請求を受け付けていた教室がご縁になりました。ハガキですよハガキ。ハガキ書いたの覚えています。体験レッスン2000円。月8回でも17000円。そんなお安いところは、他に見当たりませんでした。

 

二年ほど習って講師をさせてもらい、当然薄給にしかなりませんがそこは小さな職場の良さもあります。いわゆる手弁当でホームページを作ったものでした。それが1998年。当時まだいわば競合他社というものがなく、作った途端にお申し込みが殺到というのを体験したのが、あの頃でした。

 

あんまり生徒が増えたので、任せられる講師もさらに増えていたし、もう私も自宅から電車一本で行けて、年間60試合ちかく日本ハム戦がすぐに見に行ける水道橋に教室を作ってはくれないか?とボスに打診したのでした。都内で電車を三本乗り継ぐ通勤もうんざりしていました。

 

そして2002年春、水道橋にめでたく教室ができて、週末は野球の三連戦を、歩いてちょっとで観に行ける(二連敗の後さらに観に行く苦痛についてなどは、また別に語れる場所があれば語ります)。しかも観戦チケットなんかTー1で買えば600円くらい。いい環境だなあと喜んだものでした。が、世の中のどれだけの人がご存知か知りませんが、日本ハム球団は2003年のシーズンを最後に、北海道へ行ってしまったのでした。正直言えばもう、仕事場が水道橋であることの利点は自分の中ではなくなっていたのでした。どこでもいいんです。もう水道橋でなくてよかったのです。御茶ノ水でも新宿でも池袋でもどこでもよかったのです。しかし、もうお気付きでしょうみなさん。2003年末に私はそこから独立したのです。

 

なんという間の悪さ。

零細専制独裁暗黒企業からついに脱出独立したと思ったらもう、ハムはなし。

 

 

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あれから、十四年近くになります。小松アキが去った2014年の年末のような寂しさを感じずにはいられませんが、感傷に浸るのは簡単ですから、浸る前に書いておこうと思い立った今朝です。私には今夜、写真にもありますとおり春奈が昨日のレッスンのあと残した少なくないおおものたちを運ぶという背筋仕事が残っています。(せめて電子ピアノの解体くらい、しておいて欲しかった。それがダメなら譜面台を。)

 

今回、例えば月末に三日くらい休みにして運んでしまえば楽なのに、そう、それくらいの余裕は今のシブイさんにはあるのに、何故に月の途中から業後の遅い時間に何回にも分けて運ぶこと、になったかと言えば、春には既に6月30日の比較的大事なライブが決まっていて、ギターを弾く私は握力を温存したかったのです。弾かない人には永遠に分からないことでしょうが、それを最優先にしたのでした。私はそういう人間です。(本音を言えば昨夜にしたかったのですが、残存体力がそれを許しませんでした。残念も色々あるものです。)

 

さておき。

 

水道橋教室あらため四谷教室となる今後もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

既に、四谷の方へためしに訪れてみていた幾人もの会員のみなさん、ありがとうございます。移転オープンは七月一日。すでに予約でいっぱい模様ですが、平日は久しぶりに余裕が生じているようです。よろしくお願い致します。

 

シブイオンガクスタヂオ 石村吹雪

遅ればせながら水道橋教室より移転のお知らせ。

 

こんにちわ春奈鈴です。

こちらのホームページでもお知らせしている通り

6月を持ちまして水道橋教室が四谷に移転する事になりました。

私が前教室を辞めてこちらに来たのが2010年だったので

かれこれ7年間でしょうか。

永らくのご愛顧をありがとうございました。

 

 

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レッスンの合間に荷物を詰めては夜中に運び出す、

とゆう忙しない日が続いています。

どんどん物がなくなっていく物哀しいスタイルです。

 

水道橋教室でのレッスンは27日まで

7月1日より四谷教室でのレッスン開始となりますが

その間、私は内装弄りや準備に入る予定です。

思わず深呼吸したくなるような空間にしたいと思っています。

スタヂオメンバーの方は是非愉しみにお越しください。

四谷教室での体験レッスンは こちらより 受付を行っています。

 

 

 

としま楽芸会を開催

執拗なほど神経質に、近隣のお宅またはテナントさんにご迷惑のかからないようにと、多少見栄えは捨ててでも、という姿勢でいつも教室作りをやって来ました。

 

最初に構えた水道橋の福田ビルも、当初は二重扉にしていたものでした。しかし、年ごとに他のテナントさんが入れ替わって行くのをいいことに、どんどんその近隣への音漏れ迷惑の備えは簡略化され、最終的には

 

扉が見えるところまで上がって来たらきこえるじゃん。

 

というレベルにまで緩和してしまったのでした。いや、思えばその段階にまでなってからかなり久しいわけです。

 

対して、2010年にベニア二枚しか壁に使っていなさそうな木造民家を借りて、大胆に、部屋の中に部屋を作った時は、ご冗談抜きに外に漏れきこえないレッスン部屋を作ったものでした。

 

その手技手数量に比べたら、今度の四谷教室は、まるきりお飯事です。あとは、水道橋からのピアノなど主要なお荷物の移動と、こだわりの内装のための時間を要するばかりでありましょう。

 

 

なんてことをやりながら、楽芸会を初めて池袋で開催する準備です。今回の開催はいわば、水道橋から四谷への移転記念開催と、内部的には呼びましょうか。めでたいと言えることは、いいことに違いありません。

 

七月九日日曜日 午前11時半開演

シブイオンガクスタヂオ主催

としま楽芸会

会場 池袋FIELD(東京都豊島区西池袋3-23-1 小倉ビルB1

会場は前回までよりも狭くなりますが、観覧ご希望の方は会員非会員に関わらず遠慮なくいらしてください。

入場料はいつもの通り、千円とドリンク代五百円の予定です。食事メニューはございません。

四谷教室の募集を開始

六月の水道橋教室の新規募集を終了という記事、事実は事実ですが、まあ、景気付け賑やかし程度の意味で書いたものの、その日のうちに、四谷教室の募集はいつからですか、誰がやるのですか?というご質問メールをいただくに及び、まだ見ぬご希望の方があるのだなあと感心していました。

 

 

四谷教室は。私の希望としては、広さがあるのでのびのび個人レッスンはもちろんのこと、まだやったことのない初心者向けみんなで呼吸の練習をする時間だとか、緊張のあまりお客さまのいる本番に弱い会員のための内弁慶ライブとか、人見知り解消セミナーだとか、まあそういった使い方が出来たらいいのになと。思っていたのです。

 

がしかし、現実には、

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  1. 春奈鈴 による個人レッスンうたうコース
  2. クボフミトに よる個人レッスンうたうコース或いはあまり歌わないコースの二本を優先して開講いたします。

 

こんなに引越し俺ひとりで頑張ってるのに俺の枠ないのかよ、という心の声を踏み潰しながら思うのは。

所詮お前の個人事業だ。環境作るのが最大のお前の仕事だろ。

という自答でした。

 

さ。準備が整って来たところから、募集を開始です。と思ったら、開始しているようです。こちらでご覧ください

 

今現在まだまだ内装には手が付いていません。電話番号も不明です。若干綱渡り気味ですが、何事も最初はこんなもんでしょう。写真は、おふざけです。

 

水道橋教室 完売御礼

水道橋教室での体験レッスンの新規販売が全て終了したました。もう新規に受け付けられる時間枠がないということです。シブイオンガクスタヂオ水道橋教室、ご愛顧どうもありがとうございました。今後これからは、四谷教室での募集を開始する準備に入ります。

 

 

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ところで

今回の四谷教室製作は、壁というよりもほとんどただの間仕切りくらいしか、私が作るものがないのが、正直多少、不満でもありました。しかし、あまり作り込みをする必要がない、ということは、わざわざ引越しだの内装工事だのといった名目でレッスンをおやすみするまでもない、ということですから、客観的に冷静に自分の今月のスケジュールを考える上で、いいことなわけです。

 

金土日と、毎晩遅くまで段取りをして、水道橋のぶっこわした資材を運んでまた再構築するという作業をしました。おかげで現在の水道橋教室は、ひろびろ閑散としていることでしょうし、そのせいで、ピアノも声も反響が大きくなってしまっていることでしょう。それがどういうことなのか、というのを体感するチャンスです。と、通っている皆さまは思ってください。体験レッスンのみなさまは驚かれるかもしれませんね。

 

前の記事にも書きましたが、自分の声がどのようにどれだけ聞こえているか、という点は、発声自体にとても影響を与えるのです。

 

大丈夫。もう水道橋教室でのレッスンは、今月残すところ実質二週間と一日、だけです。月に二回の皆さんは、もうあと一回だけ、くらいの話です。

 

まだまだ間仕切りをしただけの写真を、お楽しみいただければ幸いです。これからどのようになっていくのでしょうか。

 

 

 

 

壁をたてる

この14年(シブイ設立以来という意味です)の間に、劇的に変わったこと。

 

一 世の中の人たちが、ボイストレーニングを始めるようになったこと。

 

二十年前、教室のホームページを作った時には、まだまだ一般の人も気兼ねなく(つまり廉価に)通えるボイストレーニング教室なんてそんなになかったので、あの頃は面白いくらいどんどんお申し込みが舞い込んできたものでしたが、それでも、こちらが生活ができるほどとは到底思えなかったものでした。だからこそ生業としては考えにくかったのですが、その後五年のうちに、ボイストレーニング教室なるものが大量発生してきたものでした。需要が増え、競合が増えたのでしょうね。

 

二 世の中の人たちが、防音室を作り始めたこと。

 

壁すなわち防音壁。大雑把な言い方ですが、これでだいたいご理解できるかと思います。

 

壁で囲って部屋にすれば、防音室。大雑把な言い方ですが。まあとにかく、防音の基本は、部屋の中に部屋を作る。です。

 

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そして、市販されている結構なお値段の防音室を実際に見たことのある人はお分かりと思いますが、ごくごく当たり前に音、漏れてます。ただ、漏れた音が更に外に向かってあふれるほどにはならない程度に、減衰させる効力はあります。そういうものです。部屋の中の部屋の音は部屋の外の部屋の外までは、届かない。そういうものなのです。

 

その、部屋の中の部屋を自分で作り、教室に供する。ということをやってきました。が、この際に参考になったのはweb上に公開されていた、防音室を作ってみたという記事たち。これが今やあふれんばかりなのですが、二十年前は、さほどありませんでした。

 

不思議なことに、一般の皆さんがご家庭内に防音室を作る、という需要が激増しているのですね。カラオケボックスでもことたりる人もありましょう。でも、外のものおとが聴こえてこないような静かな防音室が、求められているようです。やはり、昭和は遠くなりにけりです。私の実家は板橋区の住宅密集地の中で、四方にお隣宅にあり、すべて窓から足を出して跨いで渡れる距離です。その中で高校生の頃は友達三人で楽器鳴らして大きな声を出して歌っていたものでした。この季節は当然窓も開いていました。今思えば恥ずかしいほどですが、苦情一つなかったのは三十年以上も前だからでしょうか。話が逸れましたか。

 

どうあれ、個々の目的に応じた作り方の知識が共有されるということは、とても心強いものです。写真は、今回四谷教室に作る間仕切りの立体イメージです。とても世界で共有する価値のあるものではありませんが、まあいいじゃないですか。市井の不器用な個人事業主の夢想の具現過程のサンプルです。

 

 

さて。こんな話ばかりでは益が少なそうです。話題を変えます。

 

先日武道館へコンサートに行って、とにかく出るようになった声を試すべく、教室でやるように声を出してみたけれども、全然出なくて、習う前と同様に喉が痛くなった、という方がありました。今週は武道館に行かれた方がとても多かったようですね。

 

経験のある方は多いと思います。せっかく声出るようになったと思ったのに、ぜんぜんだなー、という苦い体験。

 

この場合は簡単です。自分の声が聴こえなかっただけです。当然のことながらPAシステムによる轟音ともいうべき環境と、自分の周りのオーディエンスの声に、自分の声は完全にかき消されていることでしょう。もしも自分の声が聴こえたら、そんなことにはならなかったことでしょうに。次の機会には、両手で自分の口を覆って隙間を耳に向けて作って声を出してみてね、と応えておきました。

 

自分の声がきこえないから、きこえるようにと、のどが痛くなるほど頑張る。

 

これ、アマチュアのバンド練習が行われるスタジオでは昔から恒常的に起きていることですし、カラオケボックスでも簡単に起きている事象です。うたうと喉が痛くなる、の原因の半分はこれなんじゃないかしら。私がまた壁を作っている間に、うたうと喉が痛くなる皆さん、お試しくださいませ。ご自身で類推して理解できる方もありましょう。環境などを試行錯誤して分かる人もありましょう。どうしても分からない方は、体験レッスンへどうぞ。

壁を壊す

水道橋教室を作ったのは、2003年の1121日からだったと思います。

 

何故こんなにはっきり覚えているかと言えば、前職場を11月いっぱいでやめるにあたり、そこへ持ち込んでいた私物のパソコンや楽器を撤去するのに、一日やそこらでは無理だと思ったので、契約期間をそこに定めたからです。その上、前職場のボスとは喧嘩別れです。速やかに片付けなくてはなりません。その建物は2丁目15番地、今も当時と同じ立ち飲み屋のあるビルで、福田ビルがある11番地とはとっても至近な場所でした。だから、レッスンの空き時間に当時の重たいモニターやら何やらを手で持って運ぶことができたのです。

 

ちなみに前職場とは、今も阿佐ヶ谷駅北にあるワンバイブスというボイストレーニング教室です。今の代表の方とは別の人が、やはり個人で始めた教室で、その人が私が習っていた先生であり、ボスであり、私を講師になるよう勧めてくれて、その機会を与えてくれた人です。

 

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数行前には喧嘩別れと書きましたが、ここまで記したことは、ひとつも喧嘩の原因にはなりません。どちらかといえば、感謝ばかりです。おかげで後進の者に機会を与える、これこそが大きな仕事だと思っています。シブイオンガクスタヂオがここのところ急速に講師スタッフを増やし始めたのは、開催するイベントのためでもありますが、後進の者への機会創出の実現でもありました。

 

さて。そういう経緯があったので、つまり前職場でも防音加工はした経験があり、そこから数えたら、私はいったいどれくらい壁を立ててきたのでしょうか。今は、水道橋教室で壊した壁の素材から、どんなものが組み立てられるかを、この文章を書きながら夢想しています。いつだってなんだって夢想から始まります。

 

写真は水道橋。反響を抑えるために施した、今思えばとてもライトな吸音壁を壊すと、14年近くぶりに外気に触れたような真っ白な壁が現れました。

四谷教室

四谷教室を新設します。決めた当初から、四ツ谷なのか、四谷なのか或いは、四ッ谷とすべきなのかという葛藤がありました。

 

本日現在のところ、四谷という二文字にしてみようと考えています。住所は四谷三丁目という表記ですし。

 

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今回は、飯田橋教室を2010年春に作った時や、2015年夏に移転した時のような大掛かりな一ヶ月続く日曜大工、のような造作はしない方針で計画しています。間仕切り程度です。飯田橋教室の防音室どころか間仕切りが、実に精巧すぎて本当にお手製のものであることを知らぬままに、入会し退会された方もすでにあるに違いないのですが、今回はそこまでのことは致しません。建物の構造上その他の理由によるものですが。

 

引越し作業をすると、そのぶんレッスンが行えなくなります。だから一見、全く通常通りの日々がすぎて行く予定です。また、現在講師陣がばらばらに休みをいただいている都合、引越し作業は、レッスンのない時間帯すなわち夜間に行うばかりです。

 

七月に開講予定の四谷教室でレッスンを行うのは、春奈鈴およびクボフミトになります。しかしそんな事情で一ヶ月かけてのんびりと四谷教室は多少の引越しも含めながら、新設されます。

 

というわけで第一陣、仮の机と椅子とピアノ、およびギターを運び込みました。つまり引越しの作業もソコソコに、クボフミトがレッスンを始めています。音の問題をチェックしながら、ではありますが、すでに予定が組まれ始めています。

 

水道橋でなければ通えないがために退会される方には恐縮ですが、実に楽しみなことではありませんか。新しい壁を作るのです。壁はまだ、ないのです。

 

レッスンの前にあるく

水道橋の教室は階段で五階までのぼったところにありました。しかも、のぼるにつれて狭くなっていきます。だから、まるで穴倉に潜るように登る、という言い方を、よくしてきました。

 

このエレベーターのない階段で五階という条件のおかげで、管理費というものが嵩むことがない、というメリットがあったものの、この長い年月の間には、道を尋ねる電話口で、え?階段はきついです、と言い残して引き返された方もありました。

 

階段五階で思うのは、運動についてです。なにせいま自分が水道橋教室へ行くたびに、だんだん息が荒くなって行くことです。笑っちゃいますね。

 

 

発声は運動ですから、こりかたまったからだよりは、あたたまって柔らかい状態の方がいい、というのは想像に易いでしょう。階段五階ではじゅうぶんとは言えずもの足りませんが、誰にでも出来て、その効果の誰にも分かりやすかった運動の例を、書き残しておきましょう。

 

教室まで、あるく。

 

です。ひと駅前から、ふた駅前から、と調子にのるうちに、遂には一時間かけて歩いて来た時の声の出やすさを知り、交通費節約の為にも必ずそうする人もあらわれました。

 

なんて簡単なんでしょう。まだ一度もやったことのない人は、是非試みてください。

 

(ここで実は注意が必要なのは、声の出やすい状態がある、ということをご自身の身体で確かめることができる、という経験が大切であるということを言っているまでということです。決してただ、歩けばいい、と言っているのではありません。それじゃばかまるだしではありませんか。ね。これは基本的な考えです。そうそう簡単に声なんて出るようになるわけもないのですが、ただ、ちょっとしたきっかけで、自分の身体からもっともっと声は出る、という確信を持っていただいた方が、イメージが作りやすく、目指す場所が見えてくるからです。地味にとても大事なことです。だから敢えて小さい字で表示しましょう。)

 

 

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今回の移転先を探すにあたり、とても良い物件がありました。駅から徒歩十分以上の好立地。

 

しかしどう考えても、初めての方を集めるには、全く不都合な場所です。ただし目的に即した場所という意味では、悪くない場所でした。でも、それはあまりに初心者の方には理解しにくいわけです。シブイさんもそこまで強気でもアホでもないというわけで、難しいところでした。

 

 

水道橋教室は駅徒歩2分とか3分です。試しにくいです。しかし、移転先の四ツ谷教室へは、四ツ谷駅から徒歩十分では着きません。駅まで平坦とはいえ、なかなかです。しかし目的のためには、好都合です。運動不足を自認する方にはおすすめとも言えるくらいです。

 

大丈夫。着いてしまえば、エレベーターですよ。

 

 

ところで、水道橋教室への階段がのぼるにつれだんだん狭くなるという記述ですが、いただきもののソファをかつて担ぎ上げ、今年の2月にひとりで下げた私だからこその情報であることを、参考写真とともに付け加えておきます。最も狭い4階と5階の間では、ソファは詰まってぶら下がってしまうほどです。もうひとフロア降りてしまえば、楽に降ろせるのでした。

 

いい思い出になりました。ね。

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