新年のごあいさつ

 新年あけました、おめでとうございます。

 

会員のみなさま

旧年中はこのような一風変わった教室に通って頂きまして、誠にありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。よ。

今年は、シブイ音楽祭をどんどんやって行きますよ。今後は予選が必要になるかも知れませんから、曲決めは二ヶ月前から、なんて暢気なことは出来なくなりますからね。日々努めて、馬鹿馬鹿しいことを考えましょう。

 

非会員のみなさま

旧年中もシブイオンガクスタヂオにお付き合い、どうもありがとうございました。

本年も、どうかよろしくお願い申し上げます。

教室が増えて、会員が増えて、企画が増えます。今後の展開には、どうかご期待下さい。

 

しかし

個性というものを考え出すと、きりがありません。

ボイストレーニング希望者には、「誰某のように歌いたい」と思って始められる方も割合としては多くあり、現実に、トレイナーさん自身の歌声歌い方を目指して、それを習得されることを目的とする教室も現存するわけです。

しかし残念ながらそのようなご希望に対する私の姿勢は常に、「あ、そう。でも、君自身って奴もそんなに素材は悪くないんだけどね。僕はその君自身って奴をかっこよく引っ張り出したいんだよね。」でありまして、そこがここシブイオンガクスタヂオ飯田橋の特徴ではあるのです。

今、わざわざシブイオンガクスタヂオ飯田橋、と申し上げた理由は簡単です。ボイストレーニングその成果の発露は講師に依るわけです。昨年末、忘年会を開催して、水道橋教室の面々と顔合わせを行いましたところ、やはりその違いといったものが、簡単に感じられるわけです。(個人的感想を言えば、なんて明るい子たちばかりなんだろうと思いました水道橋教室)

「個性を生かす」だとか「個性を伸ばす」だとかが営業的宣伝文句としても使われ始めてかれこれ随分経ちますけれど、胡散臭いところが多いですね。致し方ありません。よっぽど、ウチに来ればいいのにと思いますが、あいにく、シブイには見栄えのする営業的殺し文句がございません。これは残念至極でございます。

 

しかし、我々と同じような規模で同じように宣伝費もかけられず、ただ、講師その人の力量と信頼関係で運営されている教室は、きちんと「ひと味ある」空気が醸成されているものです。この度、そんな弱小教室で束になって「面白いことをやっていこう」という目的で、第六回シブイ音楽祭が企画されています。皆が楽しく、それこそ人生の叩き台にして頂けるような催しに仕立て上げるのが、今年最初の大仕事です。

 

本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。