返信たより11月21日
石村吹雪さま
こんばんは。ご連絡がすっかり遅くなりました。前回レッスンの気付きを、例によって箇条書きにしようと思い、レッスン後すぐに書き留めたメモをみたのですが、
はいこんばんは。お待ちかねでしたよ。前回の後、すっかり若い子に夢中になってしまったのか、まあそれも楽しいかもねと思っていました。
・響かせるには、力を抜く
書かれていたのはこの一文のみでした。そう、これを書いたあと、早速実践しようと思いカラオケに行ったのですが、どうも上手くいかずに悶々としたことを今思い出しました。
響かせるには力を抜くということ、まだまだチャレンジが必要なようです。
ははは。あの日は合コンを控え気もそぞろだった、と言うことかもしれませんね。しかし、ひとつでも思い出して書き残せたのは、良かったです。まさに、響かせるには力を抜くのですが、そのカラオケの環境が、自分の声の響きを確認出来るような環境であったか、という点から検証する必要がありますが、まあ面倒なのでそこは置いておきましょう。
言い換えてみますと、身体をより共鳴させるためには、身体をゆるめる必要がある。になるかと思います。トライアングルは、震えないように握りしめるとかたい音しか出ません。震えるように吊るしておくと、長々と綺麗な音をきかせてくれます。だから、自分の身体をぐらんぐらんに震えるように吊るしておくのが、良いのではないかと想像出来ると思います。
そこまでの状態を作るのは、また、自分で感じるのは、難しいかもしれませんね。だから、まずは胸部に響いてくれる自分の発声の状態、頭部に響いてくれる自分の発声の状態を知ることが大切です。人は、自分の声を聞こうとするがために、頑張ってしまいます。頑張った分、力が入ってかたくなって、響かなくなるわけですから、面倒な話ですね。なので結局、耳で聴くより身体で聴け、という言い方の方が確認しやすさと言う点で分かりやすいかもしれませんね。
チャレンジと言えば、レッスンも回を重ねてきたせいか、最近、気付きの数が減ってきました。新鮮な気付きを得るためには、今までやったことのないことにチャレンジする必要があると思うのです。
というわけで次回は、カラオケで散々歌ったあとでレッスンに臨みたいと思います。何か変化が現れるのかドキドキです。
なんという前向きな姿勢でしょう。実に素晴らしい。列車遅延による遅刻と回を重ねるごとに長引く雑談が過ぎてレッスン時間が減ったからとは考えないところが、素敵です。
やったことのないことにチャレンジ。試行錯誤ですね。大変喜ばしい限りです。次回は朝から歌って来るのですね。それはとてもいいです。いろいろな利点がこの時点でも想定出来ますが、その時のお楽しみにしておきましょう。
さて、話が大きく変わりますが、行って参りました合コン@上野。
25歳の女子3人・22歳大学生の男子3人で、私を除く5人は全員オタクです。(私は中学卒業と同時にオタクを卒業しております。凝り性なところは変わっていませんが)
男の子たちは、生身の女の子に免疫がないらしく、事前に友人(女子)から「純情でうぶな女を演じろ」「男のひと怖いって言え」と釘をさされておりまして、一応そのつもりでいたのですが、乾杯で化けの皮がはがれました。
こちらから見れば、充分君まだ純情でうぶな女だと思うのですが、きっと私にもまだ言えないくらいの経験を重ねていらっしゃるのでしょうね。しかし、最近ではオタクと言う言葉も広く使われるようになりましたので、口ほどでもないオタク、でないことを祈るばかりですよ。それはそうと、話大きく変わりましたね。
私が麦焼酎を頼んだからです。しかもボトルで(グラス単位で売られておらず、600mlのボトル一択でした)。誰もついでくれないので、手酌で。
秋田出身のピュアボーイズには、すっかり「東京の女怖い」というイメージを植え付けてしまいました。反省
うん。そうか。そうか。焼酎手酌か。いいぞいいぞ。若いって素敵だ。若い子のお話は、若い頃のことを思い出させてくれるものね。そうか、東京の女怖い。か。そうかそうか。君は東京育ちだものね。
驚くべきことに、1人の男の子から連絡先を聞かれたのですが、好ましくなかったのでお断りしました。テディベアのような可愛い子でした。
驚くこと勿れ。東京の怖い酔っぱらい女だろうが、女は女ということです。しかし君は、可愛い子は好ましくない、という嗜好なのですね。それにしても、なんという贅沢な。シブイには、そんな機会をまだ得ていないという方が大勢通っているのですぞ。
今回の合コンでは、特に目立った収穫はありませんでしたが、初対面同士、お酒を飲みながら語らう時間は、意外と楽しいひと時でした。
その、初対面同士語らう時間が意外と楽しかった、ということを是非目立った収穫としてください。おそらく君はお酒があれば、なんでも良かったんじゃないかと私は想像していますが。
また機会があれば、ぜひ参加したいと思います。シブイ合コンとか。どうでしょう。
かつて、と言っても十年ほど前ですが、会員に合コンに関するアンケートというのを実施したことがありました。総数の半分は、合コンには行ったことがない。でも誘われたら一度は行ってみたい。という皆さんでした。また、行ったことがある方の9割が、もう行きたくない。疲れるだけで無駄だ。いい相手なんかいるわけがない。といった消極的感想を述べていました。そして残り、つまり五割のうちの一割。の方は、楽しくて仕方がない、いつでもやりたい。と仰っていました。数少ない彼らの共通点は、血液型がAB型。でした。則ち、合コンなるものを楽しんでいる方は、かなり少ない、という結論を得ていたものでした。なんにせよ、経験は人を育てます。是非とも楽しいことは追求してみて下さい。
ところできみは、合コンを通じてでも発声について気づくことはなかったかしら。店員さんの声、お友達の声、男の子たちの声。いろんなところに、良い声、悪い声、この場に不向きな発声、この場に適確な発声。緊張した声、打ち解けた後の声、思い切りの良い笑い声、などなど見つけられます。次の機会はその辺りも、気にしてみて下さい。シブイ合コン?私は合コンをどのように開催すればいいのかも知りませんので、その企画立案実行は、お任せします。
また来週、宜しくお願いします。
はい、よろしくどうぞ。