素直さがいちばん

このお仕事二十何年やってきて、ものごとを習う、習得する際にいちばん必要なのは、素直さだと考えます。

しかしいきなり初対面の先生を絶対として信用するのは、心情的にも難しいことでしょう。平成以降、生き馬の目を抜いて逃げたもの勝ちの時代です。どこででも騙される機会はあります。と、自然に私自身も遠い目をしてしまいます。

でも、今日だけ、今だけ、信じてみよう、という態度で臨むことは可能だと思います。

最も邪魔なものは先入観、何よりも、偏った勉強をした人によく見られる傲り、これらは、完全に時間の無駄を招きます。自分の思い違いを確かめるための質問などは、最後にすればいいのです。

もちろん、初めて体験レッスンを受ける人だけでなく、何年通っている人にも同じことは言えます。


ところで以下が本題、ボイストレーニングを初回からオンラインレッスンにすすることは、躊躇われました。

だってこっちは、声の響きを聞いているのですから。

如何にアップル社のデバイス付属のマイクが高性能でも、こちらの耳に空気振動を再現してくれる道具がありません。

つまりまあ、この点についてはどこ(のオンラインレッスン)も実質は手探りで行っているはずなんですね。これは物理的な限界の話。

無論、基礎の反復のリードくらいは出来ます。だから、不可能ではないです。

でも、一番最初に、はじめましての段階では、声を聞いておきたいのです。だから、未入会の方のオンラインでの継続レッスンについては想定してこなかったものです。

慣れた人、おうちに防音室のある人、寝坊した人、座学にも興味のある人。色々な条件を想定あるいは設定して、オンラインレッスンを提供すると同時に模索してきました。


そうこうしているうちに、飛沫どころか空気で感染してるかもしんない、なんて報道が始まります。

実に前月、新規お申込み状況の特徴は、一度申し込んで決済もしたものの即座にキャンセル処理をする方が続いたこと。そして、その他お申し込みはほぼないことからも、やはり、皆さんためらわれるのかな。

気がつけば、そういえば、今は感染リスクを考えてしばらくお休みします、という声も増大中。

すなわち。

比較的暇なんですね。

そこでまあ、試してみましょう。入会金なし。何度でも受けられるオンラインうたわないボイストレーニングコース。これなら、換気も講師一人分の為にやればいいだけだし、ノーリスク。50分は長いので、二回目以降40分にしようかな。

声が出せる環境ならまあ望ましいです。カラオケボックスもお休みのようです。例えばネットカフェを利用される方もありましたが、それは、会話できる程度の音量で行うので可能です。ご自宅が理想ですね。

受付枠は、こちらで。

https://reserva.be/cvo2018

(ご注意)このお試しは、石村のみです。こんな利益度外視のことをいきなり全員が取り組むほど、脳不足ではありません。


この予約システムもそろそろ自作すれば、手数料を引かれないで済むよなあ、なんてことまで考え始めたこの頃です。シブイ。