1日もさぼってないですもの
思い立ったのは正月だそうな。新しいことをしようと。
もう歯を隠すよりちゃんと聞かせられる声を作りたい。うたもなんとかしたい。
1日もさぼってないですもの
基礎は大事ですからと言って、毎日欠かさず、私の示したことをやり続けている男性があり、この方も見事に、一年(まだ経っていなかったっけ)前とは大違いの歌声を聴かせてくれるようになりました。何事も、そういうことなのですなあ。
思い立ったのは正月だそうな。新しいことをしようと。
もう歯を隠すよりちゃんと聞かせられる声を作りたい。うたもなんとかしたい。
1日もさぼってないですもの
基礎は大事ですからと言って、毎日欠かさず、私の示したことをやり続けている男性があり、この方も見事に、一年(まだ経っていなかったっけ)前とは大違いの歌声を聴かせてくれるようになりました。何事も、そういうことなのですなあ。
カラオケに行っても、歌いたい曲のキーが高いから、うまく歌えない。自分は声が低いから音域を拡げたい。なんとかならないか。
という声の多いこと多いこと。
カラオケで歌おうとしているのは、まがりなりにも声を職業にしようとして選ばれた方々が、その特殊性を生かすべく磨いた職人的技能を備えた上で歌った楽曲ということになりましょう。
つまり、皆さんがやろうとしているのは、大工さんが腕を磨いた末に出来たおうちを自分で作ってみよう、という無謀な企てであることは、自明のことです。しかし自明のことと認めるなればこそ、我々は大工さんという職人芸に対して、敬意を抱くものでしょう。
大工さんの技とまではいかないとしても、棚を作ったり、壁を作ったりということくらいの素人にも出来る満足な到達点を設定して、日曜大工、なんて言葉があるわけです。これはすなわち、すでに社会的に認知されているわけです。日曜大工。なんて美しい響きでしょう。既製の型にとらわれず、自分の好きなサイズで、自分の好きな色で、自分の好きな使い勝手を自分の技能に応じて自分らしく目指せます。
歌手という職業の方の、特殊な職人芸に対する敬意を忘れてはなりません。
現在はカラオケという擬似伴奏器具を使って、歌手の方と同じようなことが体験できます。どんなに精巧なデータで作られていたりどんなに高価な音響設備に頼っても、しょせん、同じようなこと、どまりです。しかし、おそろしく出来すぎたことに、カラオケの場合は、楽器の特性ひとつをも知らない素人にも移調ができます。どう考えたって半音下げただけでギターじゃ弾きようのない曲というものだってありますが、そこに違和感なく声が乗せられるくらいの素人であることを自認できるのであれば、自分が歌えるところまでキーを下げるという行為が、すなわちその歌手への表敬であるとでも考えればいいのです。いいじゃないですか、日曜歌手、なんて言葉があっても。
ここ何十年か、自分らしく、とか、自分らしさ、という言葉が偏重的に尊重されて久しいのに、なぜ、そこに自分らしさを感じてくれないのでしょうか。自分らしさとは、自分の生きてきたそのままの姿のことではないのでしょうか。毎日毎日、あれが歌ってみたいからと歌っているから歌えるのであって、だとすればカラオケなど行くまでもなく最低限歌詞を忘れるはずもないわけです。それくらいやってきた自分、あるいは逆に、そこまではやっていない自分、というものこそが、自分らしさというものでしょう。(ボイストレーニングを実際やってみると分かりますが、歌詞を読みながら歌うのと、見ないで歌うのとでは、それだけで全然声が違います。)
迷わず、カラオケのキーなど下げてください。下げた途端に魅力のなくなる楽曲など、そもそも存在価値の薄いものです。それよりも、無理しない背伸びしない自分の声で、大好きなうたを自分らしく歌っている姿が、美しいのだと思います。私はこの教室を作り、たくさんイベントを開き、みなさんの無謀な移調要請に合わせて伴奏をたくさんして来ましたが、キー全然違うけどこのうた大好き
という表現をした人たちが一番、みんなを幸せにしてくれました。
下げたら下げたで、今度は下の方が出にくいのですが
と思ったら、なおのこと、歌手への敬意が湧くことでしょう。楽曲制作者への敬意が湧くでしょう。
大量消費の時代もそろそろ飽きたことでしょう。絆って言葉がお好きでしょう。だったら、自分を認めて自分らしさを許してあげることで、カラオケへの苦手意識も格段に減りましょう。事実実際、技術よりも苦手意識が一番の敵なのです。
ここまで読まれても腑に落ちない若者のみなさんは、はい、高い音がこんなにすぐに出るようになりなすよーっ
というコピーを掲げた教室の方へ、どうぞ。
しかしなあ、得点が高いのと、キーが高いのとは、意味が全然違うんですけども、多分おおかたのひとは、同様な意味で捉えているのでしょうね。不幸な教育の賜物とも言えましょうね。
今年に入って、異様な数のお問い合わせです。
自分にでも、声は変えられる
そんなにいるのかよ。
「体験レッスンの時に先生から姿勢と呼吸のお話を伺ったので、
なんだか軽いショックを受けております(笑)」
先日レッスンを終えたMちゃんからメールが来ていました。
ほう、腰痛がなくなったとは。
こりゃたまげたっ
「呼吸」って大事なので勿論レッスンでしつこくやりますが
「姿勢」が整っていなければその上に乗る「呼吸」も当然浅いので
先ずは徹底して「姿勢」をやります。
姿勢が整って初めて、その上に深い呼吸が乗るんですね~。
写真は先日立てた水道橋教室のソファー。
上に好きなものを積んでいくことにしました。
こちらこそ、楽しく勉強させていただきありがとうございます。
本当に行ってよかったと思いました!!
腹式呼吸という言葉は耳にしたことがありましたが、初めて実際に体験して、こんなにも違うものかと驚きました!!!
帰りに、思い出しながら、練習してみました(笑)少し日にちが空きますが、教えていただいたことを思い出しながら、次回に備え、自分なりに頑張ってみたいと思います★
自分の声に自身がありませんでしたが、とても楽しみになってきました
あまりうたわないコース実例です。
忘れていたわけではありません。
練習用朗読に使ったりしています。
でも、売ることは忘れていました。
売りたいんじゃなくて、読んで欲しいのです。
今、あまりうたわないコースを立ち上げて
お申し込みの皆さんにメールを書いていて思ったのは、
私の言っていること、ここに書いてあるじゃん。
でした。
増税で少し上がりましたが、
大した価格ではありません。
こっそり体験レッスン受講券が帯についてます。
これは困りましたなあ。
レッスン料金の改定を行います。四月分からになります。すでにその価格が表記されています。
しかし、このお話は、昨年6月以降ご入会の方や、最近こちらを丁寧にご覧になっていた方には、
何?値下げ?と思われたことでしょう。
そうです。昨年6月以前ご入会の方々とは、レッスン料金が違ったのです。
簡単に言えば、消費税が上がった時の衝撃で、100円だけ上がっただけのように装ってきましたが、実はその後新規の方々分はすでに値上げ表記をしていたのでした。本音で言えば、これでなんとかやりくりしていたのです。
つまり、昨年6月以前ご入会の皆さまにとっては、値上がりになっています。ご了承ください。
値上がりに伴い、
という方が現れても致し方ありません。あるいは、
という方が現れても致し方ありません。
たとえ値上がりしても一般市場価格未満だとしても。
原則月に三回以上は通ってみてください。結局はご自身で日々重ねることができるかどうか、の差が出ますが、それでも来さえすれば身体に反復させられるのですから、月に二回より三回、来ていただいた方が効率的です。
という考えでしたから、月二回なんてあんまり意味ないよ、と言い放ってきたのでした。
その考えにあまり変わりはありませんが、やっぱり日頃から意識してほんの数分でも、
やる人はやるし、やらない人はやらない、という意味では、月に二回だろうが三回だろうが四回だろうが、変わりないじゃないか
という結論に達しました。これほどに、大事なのは日頃のご自身の意識なんです。
たとえば、どんどん
猫背が改まっていく人がいます。
あっという間です。
それ、ただただ、ご自身の自覚次第でしょう。
基本的に、これと同じなのです。
なので、回数を減らしたい方はどうぞお気軽に減らしてくださいね。
皆さんにご負担を強いるような真似をするつもりは、毛頭ございませんから。
なお、体験レッスンの料金につきましては、厳然と値上がりさせてていただきました。
でもね、私が最初にボイストレーニングを探しまくった1996年秋当時、断然安かったから飛びついた挙句二年通って講師になった教室での体験レッスン価格は、2000円でした。シブイオンガクスタヂオ設立の時に1000円に設定した時も、周囲から笑われたりとめられたりしたほどです。ついに戻ったのです。
これからまたシブイは、周囲から笑われたりとめられたりするような企画を、春にかましてまいります。乞うご期待でございます。
シブイオンガクスタヂオ
ペンギンの絵でおなじみの
吉田朋子さんの個展が今年も開催されます。
必見です。
できればお金も落としてあげなければなりません。
シブイ同様、商売っ気がありません。
入場無料ですが。
布や粘土で作ってあるのに
見ているとお腹が空いてくる
2015年2月16日月曜から21日土曜
11:00-18:30(土曜日は16:30まで)
檜画廊
東京都千代田区神田神保町1-17
(JR御茶ノ水駅御茶ノ水橋口より徒歩8分)
(地下鉄神保町駅A5A7出口より徒歩3分)
03(3291)9364
@tomo_kobo