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2013年08月

いったい何のためのボイストレーニングなんだろう

どこでどのように流布されたのか不明ですが、ボイストレーニングはプロの歌手になる人がデビュー前にちょこちょこっとやっておくものらしい、という雰囲気程度の認識が蔓延っているようです。

この認識の二大勘違いを示しておきましょう。つまり事実誤認です。

ひとつめ。プロの歌手たるやいつでも同じクオリティで発声することが求められます。パンやさん然り、サービス業然り、この国のお仕事には当然のように求められることですね。ですからそのために必要な人の場合は、必ず行うでしょう。ただし、その密度頻度重要度はその人の資質或いは商業的な目的次第で大きく変わりましょう。いずれにせよ、プロ御用達ともなれば、非常に需要は少ないことになります。だって、そんなに沢山のプロは不要です。

もうひとつめ。いらっしゃる皆さんの認識でたくさん見受けるのは、ちょこちょこっと、まるで歯の治療を受けるように行えば済むもの、という感覚です。これも人それぞれとは言え、十回通って言われるままにその時一生懸命やってみたからもう達成、というものでは、ほぼありません。


何故、一般向けに教室が開かれてそれが数多く存続しているのか、という点について考えてみましょう。

そもそもプロ養成施設が開かれた所にあるわけもありません。いくらバリアフリーの時代とは言え、夢がありませんもの。明らかに市井の人を対象にしています。

そうなると、一般の人にとって発声などお金を払って得る価値があるのか、というごく当たり前の疑問が湧きます。

ボイストレーニングのもたらす効果の華やかの側面のひとつに、歌声がよくなる、という現象があります。が、ただただそれだけのために、どれだけ一般の人が通い続けられましょうか。

つまり、それだけではない何か、にも出会うのです。大変地味で分かりにくい効果があるのです。人によっては本心から、そんなもの必要あるの?と思われるような。


必要だから、必要とされるから、在るのです。私自身が私的に町で見かける人に対して、あーこういう人にも知っていてもらいたいこと、あるなあ、と感じることは、少なくないのです。もちろん、うたうコースに於いては、歌声を磨くことを中心に進めていますけれども。

楽器と声

 うたわないコースの小松です。

私には4つ歳の離れた姉がいます。
顔は似ていないのですが昔から声がそっくりと
言われる事が多く、電話でよく間違われました。
兄弟姉妹持ちあるあるでしょうか。

姉は趣味でホルンと言う金管楽器をやっていて
市民楽団にも入っているのですが、
ここ数年忙しくて活動に参加できずにいたら
すっかり楽器が鳴らなくなったそうです。

どうすりゃ良いかねと聞くので
浮きまくってる重心下げて浅い呼吸を
深く戻すしかないよねと話しました。

楽器も声も一緒です。
日々練習あるのみ です。

声を集めてみる試み

なにせこのホームページがくどくどしい文章ばかりなので、申し込みをされる方は、文章を読むのが好きな方が多いです。

2010年に教室とスタッフを増やしましたが、そのスタッフたちも元を辿れば、つらつら書いていた私の日記があまりにも馬鹿正直なのを面白がって、珍獣探検に来てみたのが最初だったのではないでしょうか。

こういった教室のホームページには、実際通っている生徒さんの声と称して、自画自讃なものを見た目も鮮やかに掲げるものです。自画自賛はおおいに結構と思います。

ところがどうも。見た目鮮やか、という方面にまるきりセンスのない私は、ひたすら長々と真実を書き連ねるばかりなのです。

しかし、こういう手がありました。読むのが好きな会員の中には、当然書くのもお好きな方も数多いらっしゃいます。最近更新された記事を教えてくださった方がありました。

 

たとえばこんな感じに

この方はもともときれいな文章を書かれる上に、シブイのためではなく、ご自身の生活の範囲内で、やりたいことの中で書いてくださっているので下手な宣伝臭もなく、大変好感が持てます。ありがたいことです。個人的には、前半の具体的な列記よりも最後にある、愛されたくて必死、という言葉に大変共感しましたが。


会員各位にお願い申し上げます。このように、ご自身にとっての、ご自身本位の(ここ大事)体験談を書かれましたら、紹介させてください。ませ。そろそろ私自身、何を書いてもネタが重複してしまうような気がして、最近は指が進まないのです。

 

読書と文章力

コツコツ練習

うたわないコースの小松です。

画像は水道橋教室のホワイトボードです。
生徒さんへのお知らせの他に最近は
一言メッセージを書いています。
何人かの生徒さんから心に刺さりますねと
言われました。刺さるのは困りましたね。

話は変わりまして。
先日、会話の中でふと友人が
「本を読んでいないと書き物ができなくなってくる気がする」
と言いました。

はっとさせられる一言でした。
再読したい本と買って読みたい本が数冊思い浮かんだので
まずは家にあるものから読んでいます。

夏も終わりますが、読書感想文を書いてみるのも
面白そうです。

 


 

レッスン 通っていれば大丈夫なのか

うたわないコースの小松です。 

レッスンに通っていれば自分の声の悩みは解決する。
だってボイストレーナーにお任せしているから!

 と思っている方は多いです。 

雑誌を読んでいる間に素敵な髪型にしてくれる
カリスマ美容師さんへの期待に近いものを感じます。 

しかし、美容院で例えるとすれば 
シブイ美容院で髪を切るのは

生徒さんご自身です。 

 私は鏡に座っている生徒さんの横で

 「これハサミって言う道具なんだけど使ってみる? 
 持ち方はこうだよ。あなたの手の大きさだったら
  このくらいのサイズから持ち始めるのが良いよ。」 

 とか

 「ハサミが重い?あー腕のここんとこ筋肉つけた方がいいね。
  この運動を毎日続けてみてね。」 

 とか 

「鏡が曇ってるから思ったように髪を切れないんじゃないかな?
  この布だと拭くのに便利そうだよね。」 

 とか 

「間違ったハサミの持ち方してるとここをケガするよ。 
 ここが痛いと思ったら間違ってるからすぐ止めてね。」 

 とかそんな事を言う仕事をしています。

本物のカリスマ美容師さんも、
きっとお客さんに 毎日正しいシャンプーをして貰いたがっているし、
自分の切った髪が少しでも維持できるように
毎朝のセットはこうした方がいいよと アドバイスしてくれます。

だから美容師さんが悪いって言う訳じゃないです。

ただ、私に髪を切ってもらうつもりでレッスンを受けに来るのは
ちょっと違いますよ と言うお話でした。

最近の体験レッスンより

ご当人の了解を得ましたので、

体験レッスン後にいただいたメールを引用しながら、書き進めます。


ご指摘通り、音程を外さないことに重点を置いて歌ってきました(現在進行中。。)。少しでも音程がズレたり、声が裏返ると、萎縮して一層喉を閉めて歌いづらくなる…の悪循環が知らない間に身についてしまっていたようです。

 

この方は、吹奏楽で音楽的素養があり、つまりすなわち、音程を外すことは音楽的に絶対あってはなりません、といったような考えが身についているのですね。しかしこれは、極めてよくある例です。そもそも歌好きの方、音楽好きの方でボイストレーニングやってみようと思われる方は、非常に多いです。もちろん、そんなものはなくてもうたなど歌えるわけですが。


体験レッスン後、カラオケに行って参りまして、改めて『桜の時』を4度下げて歌ってみました。
「キーを下げるだけでこんなに歌いやすくなるのか!」と、今更ながらビックリ!


驚かれたようですが、原曲に対してキーは下げてはならない。という誤った思い込みは、かなりの実例と対面して参りました。この方は、下げて歌ってみる、ということすら未体験だったようです。

単純に思い直してみてください。素人が出来ないことを軽々とやるのが玄人です。玄人の真似が簡単に出来たら、それはおかしなことと言っても良いわけです。


また、レッスンで教えていただいた

・息を吐く
・口を開ける
・笑顔で歌う
を意識しながら歌ったところ、いつもより声が気持ちよく出せるようになり、声もマイクに乗っていたようでした。
何より、息をたくさん吐いて吸おうとすると自然と身体が動き、それによって歌に適度な抑揚がついたようです。喉だけではなく、身体全体を使うことの大切さを実感しました。


このように、限られた時間でお伝えしたたったいくつかのヒントから、ご自身の身体の動きを察知して、呼吸が抑揚にも活きて来ることまでご自身で推測出来るケースがあります。これは、その人がこれまで、どのように身体を使って来たか、身体に対して意識があったか、によってまったく違った見解が生まれます。でも、それでいいのです。さまざまな経験や知識がご自身の身体的感覚に結びつくのは当たり前のことであり、それをきっかけにすることは、大変有効です。

 

カラオケ上手になるための一つの方策は有効らしい

今年のはじめに、こんな記事を書いておきました。

 

私自身はカラオケ現場に出向くことがないので検証のしようがないのですが、実に素直に試しておられる生徒さんがいます。これは私にとって大変ありがたいことです。

 

結論から言えば、前述記事の方法で、まず間違いないわけです。知らない歌をぎこちなく歌われても、聴いている人は喜ばないものです。例外は、いわゆる圧倒的な声の魅力または人間的魅力がある場合です。

 

そして、こんなことを書いている我が身を振り返ると、若い頃誘われて歌いに行ったことがありました。するとだいたいおずおずと選曲するのは、そこにいる誰も知らない歌ばかりだったことを思い出します。今も昔も少数派の好きな私ですから。そりゃ、誰も喜ばないわけです。声だって酷いもんでしたしね。恥ずかしいから無表情でしたし。

 

というわけで、こっそり実践してみてくれる方を募集しています。

 

え?まずは自分でやれって?

 

そうですね。それもありです。ところが私はこの春からライブ再開をしていますが、毎度マニアすら予測不能の選曲をする有様です。同じ曲を年内に二回と歌わないくらいなので、前述の話とは全くの逆行です。どうしてこんな生きづらい人生なのでしょう。まあ、本来的な意味での音楽好きのお客さんにとってはなんの障害もないのですが。そう言えば来月は、シブイ音楽祭を開催した赤坂グラフィティでも久しぶりに歌いますよ。

 

それでもこの私の性向は、ボイストレーナーとしては、対極の立場だから見えてくる当たり前のこと、を伝えるにはもしかしたらうってつけなのかも知れません。検証は、みなさんにお任せします。

夏休み。

デザート
風景
出雲大社

 

久々に夏休みを

実家の広島で過ごしました。

 

久々の御友達にも何人か逢ったのですが

市役所勤めであったり

薬剤師であったり

皆立派になっていて

ボイストレイナーって何だらう

改めて思った次第です。

いえいえ、愉しい御仕事です。

 

最終日は出雲大社に行って

参拝だったり御守りだったりで

何だかんだ御金を使ってしまいました。

 

充実しました。

 

 

東京戻って来るや否や

凄い現実感ですが。。。

さて本日もレッスン!

 

 

 

 

 

 

例えば入会をお断りしたり、継続をお断りする例

だいたい、このような零細教室で、入会希望される方を拒む理由はないものです。
 
しかし、設立十年近くを振り返ると、実際には事実として私はそれを行って来ました。主な原因は、常識的な応対の出来ない方には、例えその方がどれほど通ってみたいと口で言っていても、ちょうど空いた時間がないだとか、そんな理由をつけて。まあ、滅多にあることではありません。
 
また同様に、レッスン受講を継続希望される方を拒んだことは、幾度かありました。レッスン料金も比較的安く、講師はたいてい物腰柔らかく、可能な限りやさしく、応対をするものです。それに乗じて非常識な程度に我が儘を言い出す方、或る意味こういう方はどうしても出て来てしまいます。しかしそこに、人として相対する人間への最低限の敬意までもが感じられなくなった時、異常にやさしくてお人好しでそこを責められるようなほどの私も、容赦はしません。
 
ボイストレイナーに権威も何もありませんが、先人として先生と呼ばれる身と、対して年齢の上下を問わず生徒さんという身。師弟関係などと大げさなことを要求したこともありませんし、生徒さんによっては私などより人生経験ゆたかで、人にやさしく出来る敬愛すべき方もあり、時にどちらが先生か分からないような態度をとったりもする私です。今後もそのままにあり続けます。
 
つまりは単純です。講師対生徒は、人対人の関係に違いないのです。
今日、私は、遅刻をひとつの例に挙げて、若者にお断りを申し上げました。まだ若いこの青年の今後の成長の為に尽力するには関係が浅過ぎ、既に私は我慢をしすぎていました。義務教育か躾か、といった面についてまでは、私は決して関われないのだなあと、むなしさに似た気持ちでいっぱいです。今後は、ちょっと改めて、わずかなお金の為に我慢するようなことはせずに、先へ進もうと思いました。
 
なんとまあ人間臭い記事になってしまったことでしょう。いやいやだって。生業なんですもの。

ライブの御知らせ。

写真
モヒート

 春奈鈴さんの

ライブの御知らせです。

 



8月11日(日)
@六本木VanillaMood
19:00 OPEN 19:30 START
2000yen(w/drink)

【LIVE】
●vo,春奈鈴 gu,ジンノヒロシ key,siba
●関口誠人(ex. CCB)


 

元CCBの関口誠人さんと
対バンさせて戴きます。

 

御盆で東京にいらっしゃらない方も多いかと思うのですが

東京で暇を持て余している方は是非に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは気軽に体験レッスンをどうぞ
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