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2019年02月

劇場化現象

うたわないコース希望で入られた方のケース、忘備録。

 

職業柄、落ち着いた威厳のある声を使えるようになりたい。なぜかといえば、大勢の人に向かってお話をするときに、高音早口の聞き取りにくい声を発してしまい、よくよく喉も痛くなってしまうから。

 

そうだね、先生(ご職業ですから)。その喋り方、ご愛嬌はあるけども、学生さんから親しまれこそすれ、威厳という面には欠けるかもしれませんね。そのわしゃわしゃした喋り方、悪くないよ。嫌いじゃないけどね、個人的には。

 

と、なかば突き放したような私の見立てに対して、大変真面目に、それでは困るのですと言わんばかりに、自分の癖をあらためるべく、いろんなことに挑戦し、努めてらっしゃるタイプでした。

 

思えば。ゆっくりと、落ち着いてまずは呼吸をしてみましょう。と始めた当初、身体も硬かったし、まるきり深い呼吸ができなかったのです。ホットカーペットで腰背中を温めながら、ゆったりと長い時間をかけて緊張をゆるめて呼吸の練習をしていたことを思い出します。しかしもちろん取り組み方は大真面目ですから、やがてレッスン時間内ではとてもいい声で喋れるようになりました。滑舌も文句なしです。さあ、日常の現場へいってらっしゃいと、送り出すのでした。

 

性格的には、学究肌であり、ひとり部屋にこもって遊んでいるのが好きなタイプであることは、回を重ねるほど理解していました。だから時々、またまた喉が痛くなってしまったこと、声が上ずってしまったことを気に病んでらっしゃるのを見るにつけ、適切な伝え方が思いつきませんでしたが、私にはうっすらとその理由はわかっていました。

 

実際には、自らの社交性の乏しさを相当気にされていたのでしょう。いざ人前、あるいは見知らぬ人たち、または、社交性もちゃんとある人物を演じる必要を感じた場合に、元気すぎて何言っているかわからないくらい狂躁的な振る舞いをしてしまう。言わば、ひとり劇場化現象を起こすという性癖があるのです。そして、ぐったり疲れて、喉も痛くなる。

 

その不要性、を説いてきたのです。どんな時だって今のまんま、の振る舞い方でじゅうぶん変な人でもなく、常識的な人に見えるからいいのですよ、また、今みたいな極端に落ち着いた声に拘らなくても 別段問題ないのよと。しかし、なにぶん自覚がありませんでした。人は自覚のないことを自分で注意するのは、とても難しいことです。

 

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がしかし、ついにこの時は来たようです。

 

曰く、自分の中で劇場化スイッチが入った瞬間を自覚されたと言うのです。そしてやっぱり、ぐったり疲れ、喉が痛いと。

 

 

ただこの経験でついに彼女は、自分の性癖に目覚めたのでした。つまり、あのような自分にならなければいい、と気がついたのですね。彼女の放った一言に胸が詰まりました。

 

 

結局、自分であればいいのですね。

 

 

よかった。たどり着いたね。きっともう大丈夫だと、言わせておくれ。

鼓動に耳を澄ますのだ、の巻。

こんにちは。重度の花粉症患者、クボです。まあ、もっぱらここ数年は早めに病院に行って薬もらってるので、だいぶ良くなってはおりますが。

まだ2月なので、花粉症持ちの人は即刻病院行ったほうがいいよ。市販薬なんかあてになんないからね!

 

 

さーて、みなさん歌を歌うとき、そうね、例えばカラオケで歌う時、何聴いて歌ってますか??

 

んなもん、カラオケの音聴いてるに決まってんじゃん、とおっしゃるでしょうが、そのカラオケ音源の何を聴いて歌ってるか、って話。

 

割とバクゼンと聴き流してはいないでしょうか?

いや、ガイドメロとかは聴かなくていいから。逆に歌いづらいし。

 

ズバリ、ここでカラオケ上達法の一つをお伝えしましょう。

 

 

それは、、、「ドラムを聴け!!!」!!!

 

 

中でも特に、バスドラム(バスドラ、キックとも言います)とスネアの音に注意を傾けてみましょう。バスドラは「ドンッ」って音で、スネアは「タン!」って感じ。「ドン、タン、ドッド、タン」みたいな感じでリズムを刻んでる、アレです。

 

 

楽曲の根底にあるリズムを組んでいるのが、それらの楽器です。この音の組み合わせによって、ロックだとかR&Bだとか、ソウルだとかジャズだとかと言った、音楽のジャンルが決まると言っても過言ではありません。

 

極端な話をすると、このバスドラとスネアと、そして主旋律(歌)があれば、楽曲は成立するのです。

ということは逆もまた然り。音たちが噛み合ってないと曲がひどく散漫に聞こえてしまいます。

 

 

まずは、カラオケ屋さんに行く前に、お気に入りのその曲をイヤフォンでじっくり聴いてみましょう。バスドラとスネアはどんなリズムを刻んでるでしょうか?それが把握できただけでも、俄然歌いやすくなるはずです。

 

で、さらに言うと、実際に歌うとき、歌だけでなくブレスのタイミングもそのリズムに合わせてみましょう。うまくハマればなんとも楽しく歌えるはずです。そうです。それがグルーブってやつです。

 

普段、音楽を聴いたり歌ったりする中で、なかなかドラムばっか注目して聴くことは少ないと思います。だからこそ、この機会に是非!!

 

 

あ、その前にモニターガン見しないよう、ある程度歌詞覚えていこうね♪

 

 

 

 

飯田橋・四谷歌うコース担当:クボフミト

緊張しない方法

飯田橋教室 うたわないコースのなかむらです。

遅ればせながら、先日のシブイ楽芸会、参加の生徒さん、起こしいただいた皆様ありがとうございました。

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カメラ片手に司会をするという、なんとも自由な講師ですみません・・・(^^;

参加した生徒さんで自分の写真が欲しいという方おりましたら一報を。

(ただし、プロではないのでそこらへんはご勘弁を。)

 

毎回毎回、生徒さんの緊張したお姿を横で感じながら司会させてもらいます。

かくいう私も本番って何回やっても慣れない。

前よりもマシにはなってきたかな・・・という程度。

 

でも、今回の楽芸会でふと感じたのが、

「相手に楽しんでもらおう」という気持ちって大切だ!!!

ということ。

 

緊張するって「失敗しないかな」「周りからどう思われるか不安」

って自分本位になりがち。

 

でもその心がちょっとでも「今見てくれているお客さん、相手がちょっと楽しんでもらえるように頑張ろう」

って思えたら、緊張度合いって減るんです・・・!!!!

 

なかなか難しいって思う方もいるかもしれないですが。

 

今回本当に「周りを楽しませたい」「楽しんでもらいたい」って生徒さんが多かったような気がして。

なんかみなさんから元気をもらいました。

「いやーこれは私も緊張とか言ってらんないぞー」

「せっかくいいステージ、みんなに楽しんでもらうぞー」

という気持ちに。

 

 

緊張して言いたいことがいえないです。

緊張のせいで声が小さくなります。

 

そんな方は、その気持ちも持ちながらもちょっとだけ、相手に楽しんでもらうという気持ちがもてたら楽になるかもしれません^^

 

 

・・・シブイの発表会。とっても楽しいですよ♪

 

 

なかむら、2月の体験レッスン受付中です。

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こはまだスケジュールが…

小浜田の生徒様、喜んでくださーい! 長らく不具合だった 私のスケジュールが なんと この度 ちゃんと反映される様になりましたー!!! 長らくご迷惑おかけして申し訳ありませんでした! もうカレンダーは真っ白じゃありません! ばんざーい! よろしくお願い致します!

シブイ楽芸会でした。

 

 

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こんにちわ春奈鈴です。

遅れてしまいましたが先週の日曜日は

シブイ楽芸会@池袋Playersでした。

長くシブイに通って下さっている生徒さんから

初出場とゆう生徒さんまで 

さまざまな方にご参加頂きました。

 

人に愉しんで貰えるようにそれぞれが工夫をこらしていて

正に大人の楽芸会

見ていて飽きる事はなく

シブイの発表会(楽芸会)はやっぱり面白いなぁ

と結局、毎度同じ感想になってしまいます。

 

良い発声で上手に歌う事も大事ですが

自分をどう見せるか

人の目を意識してお客さんを前に歌う事も

普段気が付かないような発見があったり

とても有意義で学びが多かったのではないでしょうか。

 

練習の時のように歌えなかった、

歌詞がすっ飛んでしまった、

緊張し過ぎて何も覚えてない、

さまざまな思いがあるとは思いますが

また次回の皆さんのステージがとても愉しみです。

 

皆さん、

お疲れさまでしたtauruschickbreadapplebanana

 

 

 

体験レッスンはこちらより 受付けていますcancer

 

 

 

御礼シブイ楽芸会

日曜日の午後、シブイオンガクスタヂオ恒例の第15回シブイ楽芸会、ご参加ありがとうございました。

 

一日二日三日と、噛みしめるように振り返るほど、型通りに堕さない発表会の可能性について追求してきてよかったなと思いました。

 

特別理由があったわけでなく、たまたま居合わせた他人の歌声を聴きあう場合、何を楽しむべきかといえば、やっぱり人間を味わうことだと思うのです。

 

世間ではおそらく、お手本通りに綺麗になぞるように声を出すと、褒められることでしょう。あるいは、カラオケマシンは高得点をくれるでしょう。

 

そこに意味がないとは決して言いません。でも、やっぱり見ず知らずの人の、特別上手とは言えない、という見方で聴く知らない歌は、飽きることでしょう。だから、普通の発表会は中途退場者が出るし、そういう見方聴き方をする以上、長居はできないことでしょう。

 

知っている歌であろうが、知らない歌であろうが、人が発した声、そしてその表情、あるいはパフォーマンスの類、それらをどのように楽しむか。

 

私の場合は今回も、参加者のおひとりおひとりが、選曲して、練習して、当日の準備をして過ごした日々のこと、時間のことを想像しながら、楽しく聴いていました。全然飽きませんでした。たのしかったなあ。

 

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中にはきっと、練習のようにも歌えずに、悔しい思いをした人もあったことでしょうし、自分の期待ほどの反応がなくて寂しく感じた人もありましょう。体調万全で迎えられなかったり、わかっちゃいるけど前日眠れなかったり、あるいは初めての参加でひたすら心細かったり、完全に歌詞を忘れてしまったり、いろんな人があったことでしょう。

 

でも、それらの失敗など、生きてきた年月の中の、今年の今月のたまたまの今日一日の自分の姿に過ぎないわけです。ただし逆に言えば、この日のためにどれだけ準備をしたかによって、その完成度が人によって違うのは当然です。そこを感じられたらいいのです。例えば。たかがこんな小さなイベントのために、一体どれだけの時間をまたは精力をつぎ込んで来たんだろう、あの人は。という感動。

 

ひとはそれぞれ違いますから、同じ尺度で評価をするのは難しいです。でも、そこは、測れます。そして、誰でも目指せます。そして、実はだいたい結果も出ます。そこ、頑張ればいい。

 

これが、私が目指した、それぞれの「らしさ」の追求でした。しかし、全員はもちろん、大多数の賛同は得られないことでしょう。まして、今やシブイオンガクスタヂオの中でも、私の担当するみなさんの数は、少数派になりました。そろそろ、私の企画してきたものの時代も終わりなのだな、と思います。面白かったけども、これまでにしておきましょう。

 

でも、この楽芸会の行く末を案じる参加者もあったようで、何人かの人に心配顔で尋ねられました。こんな風変わりな企画を好き好んでくださる方もあるのです。嬉しいことです。会員のページに、私あてのメールアドレスを貼っておきます。ご連絡ください。私の企画でよければ、非公式に開催する折にご連絡差し上げます。

 

改めまして、参加のみなさま、ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。

音痴対策

私音痴なので、それをなんとかしたいんです。この、「私音痴なので」、とは、実によく聞かされる言葉です。

 

音を聴きとったり狙った高さの音を声で表現できなかったりすることを、音痴と呼んでいることになりましょうか。

 

例えば、同じ間違いを何度でもしたりするような学習能力の乏しさや、理解力のなさに対して、気軽に馬鹿という表現をしたりします。あるいは、その程度を相対的に表すために、私馬鹿だから、と表現することも、あいつ馬鹿だからと、言うものです。

 

おそらく、そのような使い方で、私音痴だから、と称するのでしょう。もちろんそうだとすれば、平均律上に限る絶対音感が身についた方からみれば、私などは酷い音痴、の評を受けてしかるべきです。あるいはそう自称するべきです。さすがの私も立場上、そこまで謙ることはできません。

 

自称音痴すなわち安直に音痴と称する皆さんの状態は、どういう状態か、と言いますと、罫線のないノートにまっすぐ字が書けないことを嘆いている、或いは笑われている程度のことなのです。それは、確かに決して簡単じゃないです。が、改善可能です。

 

まっすぐの線の上、沿ってでもいいです。同じ大きさの文字をかけるように繰り返す。という修練をすると、いつかは、それなりになりましょう。人によっては、すぐです。そして、罫線の幅や文字の大きさを自在にするための練習、というものもきっとありましょうし、やっていけばそれなりになりそうな気がしませんか。

 

これを発声に、歌に転用すれば、れなりになりそう、でありませんか? そして、それくらいのことです。やったら、是正されていきそうですね。そして、していくものです。面白いことに。なので、音痴という言葉は、あまり使って欲しくないなと思うのです。

 

 

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こんなお話をする理由は、自称音痴の受講者で本物の音痴と出会うことは数年に一度だという事実を踏まえているからです。何故でしょう。簡単です。本物を自覚している方は、よほどのことがなければ、それを他人に漏らしません。つまり、我々のもとへも足を運びません。ごく稀に勇気を出していらっしゃいます。気の毒だなと思うほどです。上記のたとえで言えば、そもそも字が書くべきノートを持っていないくらいなのです。これは大変です。ノートを作るところから、根気よくおつきあいするのが、私の仕事と思って向き合っていました。最近はまったく、とんと出会いません。二極化でしょうか。趣味の広範化でしょうか。共有価値観の崩壊でしょうか。時代でしょうか。

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