2016年03月
うたわないコース、開講
四月より、うたわないコースの募集を始めます。
始めますって、今までも募集してたんじゃないのか、という声の出た方は、妙にこちらに少しお詳しい人です。しかし実際のところ、あまりうたわないコースを担当する私石村は、時間的に受け入れ枠がなくなってしまって久しく、春を前に時期的に発生しがちな休会枠でこっそり体験レッスン募集をするたびにご入会いただいてしまい、本当に真実ウソツカナイ、空いた時間がないのです。もしかしたら、もう私には実力があるのかもしれません。という勘違いをしてしまいそうな客観的事実が積み上がっています。
ですから去年移転をした時点から、誰か、私のやっていたあまりうたわないコースを引き継いでくれる人はいないかしらと思っていたのです。出来たら、講師経験か、外向けのお仕事をしている人で。
などと、ただ考えているだけで、都合よく人材が来るものか、と思われる方もありましょう。
来るのです。
ええ、来るのですよ。
来た場合にしか私が動かない、とも言えますが、いや実際そうなのです。
いいですか?これはきっと驚きますよ皆さん。
振り返れば春奈鈴が体験レッスンにやって来た2009年秋、私は水道橋で教室を立ち上げて5年、実はもうあの場所に飽きていたのです。誰か、いないかな、ここを託して自分はどこか別に移りたいな、と思っていたのでした。(私が引っ越し好きなのはまた別の機会に書いてもいいですが書く必要はありません。たぶん5年で飽きるのです)
訊けば、他の教室で実は講師をやっているとのこと。この子には、生徒さんを大切に出来る資質があるなあと思いました。たとえ足し算が出来なくても。それで、2010年が明けた途端に奇怪な物件を探し出して来て、春から稼働しました。
昨年六月末(ほらまた5年経ってる)にここでも書きましたが、スタッフ慰労をしました。その際、ひとつ彼らに言い損ねていたことがありました。出来れば教室を増やすことも兼ねて今の所異常に狭いし広めの場所へ飯田橋教室を引っ越しをしようと思うんだ。と。小浜田知子と出会ったのはその後一週間も経たぬ七月一日でした。さらに好都合な教室の移転先を見つけてしまったのが七月四日でした。
このように私の場合、人材につきましては実に都合よく、その時が来たら勝手に目の前に現れてくれるものと信じているのですよ。
という流れで、小浜田知子があの口調で土曜日は働かないもんと私に言った途端に、なかむらのぞみが申し込んでやって来ました。電波の上で喋ってはいるものの講師経験がないので、シブイにしては珍しく最初は格安体験募集を行います。四月の土曜日から、すなわち来週からです。
沿革
シブイオンガクスタヂオ沿革を書いてみる
2003年12月 水道橋(千代田区三崎町2-11-11)にて、シブイオンガクスタヂオ設立
2006年2月 第一回シブイ発表会開催(赤坂グラフィティ)
2007年5月 第二回シブイ発表会開催(赤坂グラフィティ)
2008年4月 第三回シブイ音楽祭開催(赤坂グラフィティ)
2009年4月 第四回シブイ音楽祭開催(赤坂グラフィティ)
2009年9月 うたわないボイストレーニング、発行。販売開始。
2010年4月 飯田橋教室(千代田区飯田橋1-11-4)を創作開講。二教室二講師体制として、水道橋教室に講師、会員より春奈鈴が就く。飯田橋教室に石村吹雪は移転。
2010年7月 第五回シブイ音楽祭開催(赤坂グラフィティ)
2010年12月 会員より小松アキを講師として、水道橋教室、飯田橋教室にて、うたわないコースを新設。
2011年5月 第六回シブイ音楽祭開催(赤坂グラフィティ)
2011年9月 第七回シブイ音楽祭開催(赤坂グラフィティ)
2013年7月 第八回シブイ音楽祭開催(赤坂グラフィティ)
2014年12月 うたわないコース講師、小松アキが退く。
2015年1月 飯田橋教室にて、あまりうたわないコース開講、石村吹雪担当。
2015年4月 水道橋教室にて、ギター弾き語りコース開講、講師、世古武志を招く。
2015年9月 飯田橋教室(千代田区飯田橋1-11-4)を閉鎖。あらたに駅の反対側に飯田橋教室を創作して移転開講(文京区後楽2-2-15へ)。
2015年10月 二教室四講師体制として、飯田橋教室に講師、小浜田知子を招く。
2016年2月 飯田橋教室にて、朗読コース開講、講師は小浜田知子。
2016年4月 飯田橋教室にて、うたわないコース講師に会員より、なかむらのぞみが就く。
2016年4月 第九回シブイ楽芸会開催(赤坂グラフィティ)
やっぱり年月はうろ覚えであるが些事にとらわれず、書いてみた。毎年のように挟まっている外向けのイベントは大事なのである。
こはまだですよ
ごきげんよう。 先日、石村先生に 「こはまださん、メールの件名にさ、こはまだって書くの、何か理由があるの?」 と聞かれました。 ええ。ええ! 理由があるのです。 その昔、携帯電話が普及し始めた頃 「小浜田さん、メールってのはね、電話と同じなの。電話ではまず、自分の名前を名乗るでしょう?始めに名乗らないのはマナー違反だよね?」 と、今は出世した某ピアニストに怒られた事があるのてす。 けっこう有名になった某ピアニスト。 楽譜表記にうるさいピアニスト。 その後いろいろあって喧嘩別れ致しましたが。 それ以来 ワタクシ、メールの件名は こはまだ です。 件名を見たみなさまからは みなさまからは 「わかっとるわ!」 というツッコミが聞こえて来ますが 昔からのクセはなかなか変えられないもの。 この文章で何が言いたかったかと言うと そう。 携帯電話が普及し始めた頃から、音楽の仕事をしてたって事ですよアナタ! ソフトバンクじゃなかった。 あの頃は、そう! Jフォン その後 ボーダフォン になったが、その頃 ツーカー に変えたんだ確か。 ツーカー。。。 EZweb。 いわゆるau。 ちなみに携帯電話を一番始めに持った時は docomo だった。 (゜ロ゜)! ち、ちがう! こんな事を書きたかったわけじゃない! えー。。。。 こ、このように この携帯電話と同じように ワタシも様々な音楽を経験して参りました。 クラシックの声楽から始まり、ハワイアン、J-POP、ジャズ、ミュージカル、演歌、ラテン いろいろな音楽に触れて思うのは ジャンルなんてない! って事ですねー。 docomo、au、Jフォン が同じ携帯電話なように 音楽はみんな同じです。 ジャンルなんてない。 基礎があれば何でも歌いこなせるのです。 そしてワタシはその基礎のプロフェッショナル。 さぁ。 ドンと大船! ちなみに PHSとかポケベルは 別ジャンルかしらね。 んー なんだろう。 例えば、浪曲とか。 浪曲はやった事ないのよ。 物真似は出来るが。 。。。。。 ごきげんよう。第九回シブイ楽芸会
第九回シブイ楽芸会
日時 4月17日日曜日
場所 赤坂グラフィティ(港区赤坂3-21-10赤坂青明会館B1 03-3586-1970)
入場 1000円+1ドリンク(当日券のみ)
開場 11時
開演 11時半
終演 14時半
ながらく、シブイイベントは会員限定企画が続きました。というのも、こういった機会、慣れは大切です。まして、人前で歌を歌うなんて想像すらしていなかった方をステージに引っ張り上げるには、内輪のゆるい企画の方が気安く参加できると考えていました。会員数も増えてしまい、少し広めの場所をもとめて外へ出てまいりました。少し広め、とは言うものの、今度は若干広すぎます。なので、公開開催と致します。
この度は、第八回シブイ音楽祭以来の赤坂グラフィティです。早く第十回記念大会を開催したいので、第九回と冠させていただきます。しかも日曜のお昼です。
会員の皆さま、歌う人はもちろん、うたわない人、様子をうかがいたい人、体験の機会をうかがっている人、どなたでもどうぞいらしてください。
ことに、会員以外の皆さまも、講師はもちろんのこと、実際に通っている会員にお声をかけていただいても構いません。シブイさんて実際のところどうなの?は、直接訊くのが手っ取り早いです。また、講師演奏もありましょう。
以前行っていたシブイ音楽祭ほどかしこまらず、比較的本当に発表会のように、リラックスした形で開催致します。
皆さまのご来場をお待ちしております。
ああ、春だな
先生いいよー、今日はよく声出るわー
ほどよく言語脳が眠れるようになったわー
覚醒率8パーセントが最適かも
でも歌詞が読めないのよね
だんだんと覚醒中における睡眠が制御できるようになって、声がやたらと出てくるようになったという生徒さんの生の声なのですが、おそらくこれ、よく分かりませんね。私もまだ正確には理解できていません。いつものように分かった調子で話を合わせることも困難です。
春に向かって三月、お忙しい季節かと思います。この方のお仕事も、年明けから春に向かって息吐く暇もない状況になるのが常のようで、土曜日の夕方、お休み前のひと時、終業と同時に脳を眠らせることにここ二ヶ月ほど成功しているのです。おかげで声の出具合は絶好調だそうです。みなさんの中にも、多忙を極め、洗い物も洗濯物もLINEの返信もたまる一方、深呼吸一つできやしない、という時期がありましょう。まあ、この方の場合は、いやー眠っていても電車乗り換え出来るものですねえなどとおっしゃるくらいなので、例にするには極端が過ぎるとは思いますが。
暦は間違いなくそろそろ、春なんだな。
私は、自分自身がうたをうたうにあたって、お金をいただけるうたをうたえるようにならなくてはならないのでそうなりたい、という希望でボイストレーニングというものを探して、通いました。1995年秋のことです。当時はまだそんなに教室はありませんでした。それだけに、ものすごく高額なレッスン料がかかるのが普通でした。小浜田でもない限り通えません。愛読のサンレコ誌で見つけた、小さな個人教室に葉書を書いて、体験レッスンを受けに行ったのが思い出されます。あまりに忙しくなって気がつかなかったのですがそれから二十年が経っていました。ちょうど二十年後の秋に、教室を広くしよう、だからその維持のために講師を増やそう、としていたわけです。
シブイオンガクスタヂオは、実際自分の素質のなさに愕然とし、一歩一歩克服してきた私がひとりで始めたものなので、声自体に困った、なんとかしたい、という方に焦点を当てています。そういう方が一歩一歩、楽しみながら続けられるようにと工夫してきました。なにごとも習得には時間がかかるのですから、それを知らずに三ヶ月とか一年とかでなんとかしようという方は、どうぞ、他行ってくださいね。とまで言いながら。
が、世の中にはいろんなご希望の方いらっしゃいます。ほんとにうまくなりたい、商業的成功を収めたい、という方もありましょう。上記のように、そもそも時間のかかるものを短縮したいなら、毎日つねづねやらなければ、お話になりません。その気持ちのない方には、軽々しくプロになりたいなどと大口叩いて欲しくないものです。誰も相手にしてくれませんよ。誰も相手にしてくれないと、プロにはなれません。社会とはそういうものです。
で、ご謙遜か照れ隠しか韜晦か、ふざけながら書き綴る小浜田の経歴からも、本来あってもいい厳しい教室も作れることがわかりましたので、積極的にこれからは、
うまくなりたいんだったら言うことを聞け、やれ、やれない奴は潔く別の道へ行け、舐めるんじゃないよ
といういわゆるスパルタコースを展開してもらおうと思ってます。私も、無名ではありましたがそういうタイプの師につき、泣きながら教わっていた経験がありますので、その有効性を信じているものです。
どうぞ、いらっしゃいませ。